私の好きなテレビ番組 | 直球オヤジの自由奔走生活

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座右の銘は「"行きたい"、"やりたい"、"欲しい"と思った時が"その時"」。55歳で早期退職し、高齢者と呼ばれるまでの今が"その時"。趣味のバイクや自転車は年齢的に待ったなし。エコノミーな生活で趣味を楽しむ。これをどう追い求めるかが、このブログのメインテーマです。

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テレビをよく観る。平均すると1日2~3時間くらいかな。その中でも私のお勧め、と言うと上から目線なので、私の好きな番組をご紹介。

ネット全盛のこの時代。動画コンテンツにおける私の基本原則は以下のよう。

・ネットの動画投稿サイト(YouTubeなど)、ネットテレビ(AbemaTVなど)は観ない
・有料コンテンツは利用しない(NetFlix、WOWOWなど)
・観るのは地上波放送及びBS放送
・テレビドラマは観ない。ドラマは映画を映画館で観る
・ニュースは新聞とネットから得るので、定時のニュース番組は見ない
・観る意思があるときだけ、テレビを点ける

ネット全盛のこの時代、無料のYouTubeには有象無象、玉石混交のコンテンツが無数にあるし、少々のお金を払えば有料サイトで最新の映画も観られるが、
この沼にはまると他に何もできなくなってしまう。要はキリが無いということ。本や新聞も読むし、他にもやることがあるので、画面の前にばかりいられない。だから、コンテンツ供給サイドの範囲を絞っている。ネット時代なのに、そんな時代錯誤のような私がよく見る番組の中で、「これはイイ!」というものをご紹介。

1.ナニコレ珍百景(テレビ朝日系)
 居並ぶ壇上のタレントがワァーワァーと大声を張り上げる
バラエティ番組は大嫌いなので、地上波のバラエティ番組はほぼ観ない。その唯一例外的な番組がこれ。旅に出ると珍な風景を求めているので、この手の珍百景は大好き。ヤラセ演出が少々気になるが、それを確信犯的にやっているから許そう。

2.新日本風土記(NHK)
 日本各地に残された風土や風習、風景、暮らしをオムニバス形式で構成する紀行ドキュメント番組。
ゆったりとしたテンポで、有名な名所旧跡ではない普通の日本の姿が垣間見え、ホッとする。この番組を観ると、改めて「日本って、いい国だなぁ」と思わされる。身近な土地にちょっと旅をする「小さな旅」(NHK)も好きな番組。

3.ドキュメント72時間(NHK)
 
市井の人のふと漏らした一言にすごく深いものを感じる。こういう時、「人間って、そういうもんなんだなぁ」とふと思う。これがこの番組の良さだろう。また趣味系の店やスポットでは、趣味にはまる人々の情熱をヒシヒシと感じさせてくれる。つくづく人はパンのみでは生きられないもんだと実感。

4.ガイアの夜明け(テレビ東京系)
 
新たなビジネスに挑戦する企業に密着する番組。グローバルな世界を考えるとやや規模的に小粒なテーマが多いが、世の中には大小あっていい。小さな企業の取り組みも尊い。膨大な内容を短い時間にまとめているので、現実にはドロドロキリキリとした話もあるはず。毎回手堅くまとめ過ぎている感が気になる。

5.Dearにっぽん(NHK)
 日本各地でひたむきに生きる人たちに未着したドキュメント番組。対象となる人は無名で、対外的に
脚光を浴びることはないことに地道にこつこつ取り組む市井の人々。「ドキュメント72時間」は多くの人をサラリと流して放送しているが、この番組は個人や小さな団体に焦点を絞り込んで取材している。

6.六角精児の呑み鉄本線・日本旅(NHK)
 鉄道番組は「
中井精也の絶景!てつたび」、「鉄オタ選手権」も観るが、鉄道系の中で一番のお気に入りがこれ。とぼけた風貌で、オーバーリアクションの無い六角精児がいい味出している。マニア好みの鉄道名所や酒蔵を訪ねるのも興味深い。番組内で流れる数々の曲も私の好み。ただ、朝っぱらから列車の中でビールを飲まんでもいいと思う。アル中かぁ?

7.映像の世紀バタフライエフェクト(NHK)
 世界中に保存されている、当時の映像記録を発掘、収集、そして再構成したドキュメンタリー番組。20世紀の
人類社会の歪みや混乱、戦争、感動を歴史的な映像で体験できる。混沌とした複雑な近代社会の重いテーマをわかり易く短時間にまとめる手腕はすごいが、現実はもっともっとややこしい。

8.ダークサイドミステリー(NHK)
 世間を揺るがした
ダークな事件、常識を越えた自然現象、不思議な伝説、怪しい歴史の記録などを実録と再現映像と専門家の見解で紐解く番組。内容的に近い「フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿」(NHK)もよく観る。

9.ヒューマニエンス 40億年のたくらみ(NHK)
 人間という不確かで不思議な生き物の謎を、その進化の過程を辿って解き明かす。この番組を観ると、
人間はなんと複雑怪奇、かつ緻密にできているのかと驚きの連続。この不思議で厄介な生き物を、映像や図解、専門家とMC織田裕二のトークでわかり易く説明してくれる。

10.BS 世界のドキュメント(NHK)
 
私の一押しがこれ。世界中のドキュメント番組から選りすぐったものを放送。エンタメやスポーツをテーマとしたお気楽な話もあるが、世界的に社会問題になっているテーマを扱うものも多く、最近はウクライナ戦争絡みが多い。特にイギリスやフランスが制作したものに秀逸なコンテンツを見掛ける。日本の番組とは違った視点、切り込み方、取材手法など興味深い点が多く、それ以上に世界各地で起きている悲惨で不条理な悲劇に愕然とし、暗澹たる気分になる。日本では殆ど話題に上らないこともこの番組で知る(”ジャニーズ問題”もイギリスのBBCの番組が発端となった)。

私がよく観る番組はまだある。「開運!お宝鑑定団」、「警察24時間!(的な番組)」、「家、ついて行ってイイですか」、「道との遭遇」、「COOL JAPAN〜発掘!かっこいいニッポン〜」、「NHKスペシャル」、「BS1スペシャル」、「沁みる夜汽車」などがそう。基本的には有名人ではなく、一般人を取材対象としたものであったり、ドキュメント系が多い。

現実の世界はややこしく、複雑で、ドロドロネチネチしているし、秀逸なドキュメンタリー番組にしても編集テクニックや取材先への事前の打ち合わせにより、手堅くそつなく上手くまとめているのだろう。そんなことはわかっているのに、ドキュメンタリー番組で悲惨で不条理な光景を見せられると、思わず涙を流してしまうことがある。それだけ
映像の力は大きい

家人もそうだし、友人の中には、「何もできないのだから、知ったところで何になる」という考えを持っている人間もいる。でも、それでいいのか?過去は絶対に変えられないが、
未来は白紙。ウクライナの人がある番組で、「何もしてくれなくてもいい。せめて私達のことを忘れないで欲しい」と訴えていた。まずは関心を持つこと、そして知ること。そして、自分に何ができるのかを考えるようにしている。広い世界で今何が起きているのかを、茶の間で知ることができる意義は大きい。