激安ツアー + Go Toトラベルキャンペーン | 直球オヤジの自由奔走生活

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座右の銘は「"行きたい"、"やりたい"、"欲しい"と思った時が"その時"」。55歳で早期退職し、高齢者と呼ばれるまでの今が"その時"。趣味のバイクや自転車は年齢的に待ったなし。エコノミーな生活で趣味を楽しむ。これをどう追い求めるかが、このブログのメインテーマです。

7月下旬、大阪へ一泊で出掛けた。その時の旅費が「Go Toトラベルキャンペーン」の適用になると後日連絡があった。これはすごい。こんなに安く旅行ができるなんて。でも、コロナ禍は相変わらず収まらない。

遠いエリアの鉄道の旅に出掛ける度に困るのが、目指しているそのエリアまでどうやって行くかである。私の好きなローカル鉄道の旅の手段として
新幹線は全く好みではないが、目的の地域までは、一足飛びで移動したい。しかし新幹線は運賃がバカ高く、いつも利用を逡巡する。精々駅前の金券ショップを利用して僅か数百円の差額を得るか、「こだま」しか乗れない格安きっぷ「ぷらっとこだま」を使うか、高速バスで行くかくらいしか手がない。

今回の旅では、
新幹線とホテルがセットされたトラベル商品に目を付けた。この手の交通機関と宿泊とをセットしたものは、飛行機やフェリーでも数多くあることは以前から知っていたが、思った以上に安くないし、予定変更時の使い勝手が悪いことからこれまで使ったことがない。しかし、今回JR東海系の旅行代理店のホームページでチェックすると、これがかなり安いのだ。なんと、私が住む静岡から大阪へ行く場合、新幹線利用で一泊分のホテル代込みで約15000円~!。これは驚きの価格だ。静岡~大阪の片道新幹線代は約10000円。これに普通のビジネスホテルに泊まれば、合計で25000円というのが標準的な費用だろう。それが15000円~とは。ただ、この”~”の記号の前に付く最安値で済まないことは、多くの商品で経験済み。実際にはいくらなのか。ホームページ上でシミュレーションしてみた。

すると本当に15100円と出た。選択するホテルによって価格は高くなるが、私が選んだ最安のホテルだって在阪私鉄系の真っ当なビジホで、私が愛用する安宿とは違う。更に驚きなのは、新幹線は「
ひかり」も使えること。私がたまに使う準格安切符「ぷらっとこだま」は各駅停車の「こだま」しか乗れない。ローカル鉄道に慣れた私には「こだま」でも十分速いが、高額な新幹線代を払う以上はもっと速く行きたい。今回の「JR+宿」では、「ひかり」の指定席が割増し料金無しで使える。更にうれしいのは、もし指定した新幹線に乗らなかった場合は、同等レベル以下の新幹線(「ひかり」なら、「ひかり」か「こだま」)の自由席に乗れること。前出の「ぷらっとこだま」は指定席だが、乗り遅れたらアウト。つまり「JR+宿」は非常に安く、かつ自由度が高いということである。

今一度、料金を整理してみよう。

 ・新幹線(正規普通料金) : 10560円*2(静岡~新大阪)
 ・宿泊 : 4000~6000円(一般的なビジホ)
 ・「JR+宿」 : 15100円(静岡~新大阪、中レベルのビジホ)
 ・「ぷらっとこだま」 : 9600円*2(静岡~新大阪)

つまり「JR+宿」を使うと、ほぼ
片道分の新幹線代が浮くということである。この価格はコロナ禍で需要が激減したことによる一過性のものなのかわからないが、とにかくかなりお得だ。更に、ここに「Go Toトラベルキャンペーン」がやって来た。

私が大阪に行った時、既に見切り発車的にこのキャンペーンは始まっていたが、”Go Toトラブル”の様相を呈し、適用条件が明確でなく正規の料金(それでもかなり安い)で購入した。そこに先日、旅行代理店からメールが来た。私が利用した「JR+宿」はGo Toトラベルキャンペーンが適用されるので、
割引分は後日返金するという。割引は旅行代金の35%。つまり約5000円。これが返金されれば、静岡~大阪(新幹線往復)+ホテル(一泊)で約10000円になる!。これは驚愕の価格だ。なお「こだま」しか乗れない「ぷらっとこだま」はキャンペーン不適用である。Go Toトラベルキャンペーンは宿泊が伴うことが条件であり、交通費のみの「ぷらっとこだま」は条件を満たしていないからだ。これによって、「ぷらっとこだま」(片道)と「JR(新幹線往復)+宿」がほぼ同額という、不思議な状況になる(静岡~大阪の場合)。

先日、ある
長距離フェリーの会社のHPを見て驚いた。長距離フェリーもGo Toトラベルキャンペーンの対象となると書いてある。交通費のみの場合、キャンペーンは適用されないはずなのになぜ?。調べてみると、長距離フェリーの殆どは夜行で運行され、それは宿泊と見なされ、結果適用となるということらしい。ただ、Go Toトラベルキャンペーン開始からもうじき1ヶ月になろうというのに、未だ詳細が決まっていない。しかし、長距離フェリー好きの私は大いに期待したい。更に、北海道航路(大洗~苫小牧)を運営する商船三井では、バイク二台で予約すると一台分の運賃が無料になるキャンペーンを9月から始める。ツーリングの聖地北海道を目指すライダーは多いが、今年は例外なんだろう。だからこんな破格のキャンペーンを打ち出したに違いない。

「コロナ禍が収まらないのに旅行なんて」という声もある。時期尚早という意見はもっともだが、目的地の状況を把握し、行くならば感染防止に努めたりして、
冷静に考えて自分で判断すればいい。そして、そこにお得なキャンペーンがあり、それを使うチャンスがあるのなら賢く使いたい。上手く使えば、とんでもなく安く旅ができる。ああ、灼熱の太陽とコロナウィルスが恨めしい