鎌仲ひとみさん映画&本 「ヒバクシャ」の紹介x転載 | ★STOP!放射能ガレキ全国拡散!玄海、泊~全原発!子供虐殺!不妊ワクチン&殺精子コーン&六ケ所&祝島

鎌仲ひとみさん映画&本 「ヒバクシャ」の紹介x転載

※ Gen&Mik さんブログから転載したkatsukoさんの 記事をさらに転載ざます(先越されたにゃり~)。

これはかなり大作です。ありがとう!(これ読んだら本買わなくてもいいかも。 鎌仲さんお許しを)

 http://ameblo.jp/jikyuujisoku/  に本の写真も貼り付けていらっしゃいます。是非♪


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 “ヒバクシャ”という言葉は日本で原爆を受けた方だけを指す言葉ではありません。
 この映画では、湾岸戦争で戦場となったイラク、長崎に投下された原子爆弾の原料となったプルトニウムを作ったアメリカ・ワシントン州のハンフォード核施設、そして日本の広島、長崎の被爆者について描かれています。

 イラクでは、1991年の湾岸戦争の際に、アメリカにより、300tもの劣化ウラン弾が投下されました。
 劣化ウランとは、天然ウランから核燃料のウランを取り除いたもので、非常に高い密度で、非常に堅く、戦車や装甲車両の装甲を打ち抜くことができます。放射能については、微量であるという見解から被爆するには十分という見解まで様々あり、私にはわかりかねますが、劣化ウラン弾が爆破したときの粒子や破片が体内に入り込み、被爆したというアメリカの軍人もいるそうです。
 イラクでの問題の大半は、子どもたちの白血病や奇形児の出産、ガンの増加などです。
 劣化ウラン弾は、爆発で粒子を放出します。粒子からは放射能を出し続けます。半減期は45億年だそうです。
 それは空気中に溶け込み、土や水に溶け込みます。植物には放射能を濃縮する作用があるそうです。その野菜や水を得て、イラクの人は暮らしています。
 湾岸戦争前と比べて、2003年の時点で、白血病になる子どもが4倍になりました。
 アメリカは認めませんが、白血病やガンや奇形が、劣化ウランからの放射能の体内被爆によるものだということは、疑えません。
 免疫力の弱い子どもたちが、どんどん冒されています。
 12年にも渡る経済制裁で、食料や医薬品などの輸入が差し止められたため、物価が10倍にも上がりました。もちろん薬もありません。
 普通では考えられない、白血病と胃ガンを併発する重複ガンにかかる人もいるそうです。
 この映画では、白血病の子どもたちが描かれていました。
 さらに、2003年にも、アメリカはイラクに侵攻して、劣化ウラン弾を大量に使用しています。

 1943年からの約40年間、アメリカのハンフォード核施設では、核兵器工場向けのプルトニウムを製造してきました。
 砂ぼこりだらけの土地に技術者が移住しました。
 住民からは見えないところに、放射能を排出する煙突を作り、放射能がどのくらい人体に影響を与えるかという実験や研究も行われていました。
 その結果、1マイル圏内に住む家族のなかで、女性の流産、奇形児、ガンの死亡率が増えました。“死のマイル”と呼ばれるようになりました。
 ハンフォードに住む、トム・ベイリーさんは、代表として国に賠償を求めました。彼自身も胃ガンになりました。
 しかし、アメリカは、放射能の漏えいは認めても、放射能と病気の因果関係は認めていません。
 トム・ベイリーさんは、「自分の病気を国のせいにするなんて、愛国心はないのか」と村八分にされたそうです。
 しかし、少しずつ反核の声があがってきたそうです。
 ハンフォード核施設は、稼働当時のずさんな管理のツケで、アメリカで一番汚染された核施設だと言われています。廃棄された放射性廃棄物からの汚染がひどく、現在、浄化作業が行われています。
 しかし、関係者は、あまりにもひどくて浄化はできないだろうと言っています。
 放射能は地中にどんどんしみ込み、コロラド川にまで流れています。コロラド川は、地域住民の飲料水や農業用かんがい用水などの水源になっています。

 トム・ベイリーさんの弟は、ハンフォードでポテトを生産しています。とてもとても広い、じゃがいも畑です。ここでは、フライドポテトに適したじゃがいもが穫れるそうです。ここのフライドポテトは、ほとんどがファーストフードに買われて行きます。日本のファーストフードにも届いているはずです。
 水と土はもちろん、ハンフォードのものです。
 ここでは、家畜の飼料も作られています。その飼料は、日本にも輸入されています。

 広島で原爆を受けた、医師の肥田舜太郎さんは、今でも医者として被爆者の治療にあたっています。原爆の後、あとをたたない患者さんを見ていて、「空中に残った放射能を少しずつ吸い続けることにより、体内被爆、低線量被爆していくのではないか」と考えました。
 被爆した方に多いのが、白血病やガンです。外からの衝撃ではなく、じわじわと体の中から被爆していくのです。ですから、ずっと後になってから症状があらわれます。
 このような方は被爆者として登録されません。国からの援助もありません。

 放射能は、免疫力の低い子どもや、女性をどんどん蝕みます。
 流産が多くなり、奇形児が生まれることがあります。

 “被爆者”と呼ばれる方は日本にだけいるのではありません。
 原子力発電所は世界中にあります。
 小さな事故、隠されている事故、チェルノブイリのような大きな事故は、日々増え続けています。
 原爆を落としたアメリカ国内にも、ヒバクシャがいると知って、驚きました。
 人の命をひきかえにしなくてはいけない、リスクの高いこんなものを、どうして作らなければいけないのでしょう。

 昨年、広島の原爆資料館を久しぶりに訪ねました。
 “被爆して、戦争放棄を唱えている国が、原発という大きな核を保有しているんだ。非核、ってなんだろう”と感じました。

 日本には46基の原子力発電所があり、安全だと言われています。
 しかし、蓋をあけてみたら、“漏れていた”“活断層の上に建てられていた”“耐震設計がずさんだった”と、どんどん、問題が出てきます。
 放射能は、“微量ながらも空中に、水中に放出されている”のです。
 そして、“植物は放射能を濃縮”します。

 ファーストフードで食べるフライドポテトや、輸入された魚、汚染された飼料で育つ家畜。
 生産される野菜、果物。お茶、水・・・。
 何も、口にすることができなくなってしまいます。
 “ゆるやかな集団自殺”という言葉がありますが、そうならない方法があるはずです。

 今の技術なら原子力発電所がなくても、いろいろな方法で電力が作れます。
 日本以外の国では、原発をやめる国が増えて来ました。
 どうして、日本はこんなにうといのでしょうか。
 自分の使う電力と子どもの命と、どちらが大切なのでしょうか。
 使う電力を減らす方法や、工夫はたくさんあります。

 イラクの子どもたちは、放射能で冒されているかもしれない、濁った水を飲みます。
 その子たちに、飲まないでとは言えません。
 悟っているかのように、その子どもたちの顔は明るいのです。
 ものがなくても、貧しくても、心が豊かである。
 インドの田舎のほうに行った時に、同じことを感じました。
 子どもたちの笑顔を守りたい、と思いました。


*:..。o○☆゚・:以下はsugiの感想,。*:..。o○☆

広島では爆心地から半径ニキロの人しか被害者と認めず補償しなかった。

文句をいうひとは逮捕して、被害者が苦しんで死んでいくのをただ待っている。。
この国は、絶望的に非情で血も涙もないです。。
原子力で国土を汚染するだけして、被害者を救済する気などさらさらない無責任な国なんだと痛感した。
それはアメリカもおなじ。
国民が団結してNOといわない限り、この国の未来は絶望的です。


六ヶ所の問題はチャンスだと思う。

★原発があるからいけないこと。

★なくても大丈夫なこと。

★他の国はとっくに自然エネルギーへ転換していること

を気がつかせてくれた。

六ヶ所を止めることさえできれば、この国の未来は開けていくと思う。