異 端 の 奇 才

ビ ア ズ リ ー 展

Beardsley, a Singular Prodigy




三菱一号館美術館で開催されている『異端の奇才 ビアズリー』展に行った。


幼い頃から結核の持病があり、25歳の若さでこの世を去ったビアズリー。

家が貧しく絵画学校に通えなかったため、独学で描いていたビアズリーの感性は、本人の生き様そのもののように思える。


同世代のロートレックやミュシャとも違う、耽美主義的なアール・ヌーヴォー。


思えば、私が10代の頃、タロットカードに興味を持って、手に入れたカードの絵がまさに、




ビアズリーだった




代表作『アーサー王の死』や『サロメ』が使われてたのよね。


なんていうか、




タロットカードが持つ

魔物性に

絵がピッタリ真顔




そんな思い出のビアズリー。


花開いてからこの世を去るまで4年ぐらいだから、作品数は少ないけど、どの作品もまったくブレず、これぞビアズリーな展覧会だった。


食べるために引き受けたという18禁の絵が並んだ部屋もあったけど、禁にするほどではない。

でも、子連れはまったくいなかった。









丸の内仲通り

Marunouchi Street Park


Spring is Blooming in Tokyo imagined 

by Van Cleef & Arpels 

with Alexandre Benjamin Navet




美術館の横の通りでは、パリのジュエリーブランドであるヴァンクリーフ&アーペルが、同じくパリのアーティストのアレクサンドル・ベンジャミン・ナヴェとのイベントを行っていた。

ヴァンクリといえば、モノトーンなアルハンブラ。




春だし、モノトーンなイメージを刷新するつもりなのか、とってもカラフルなインスタレーションだった。

いや、そんなことよりも、おなかがすいたわ。
ランチにしよう。





Café 1894



三菱一号館美術館に併設されている、かつての銀行営業室を復元したカフェ。
そのレトロな佇まいが人気で、予約しないと90分〜120分待ちの行列に並ぶことになる。




ビアズリー展のタイアップメニューを注文。

前菜プレートの余白っぷりが、オシャレすぎて笑えたけど、どれも美味しかった。

ごちそうさま。