公園で、息子が蝶々を追いかけていると、2〜3歳ぐらいの男の子が寄ってきて、
「むしとりあみ、かちて」
と言ってきた。
まわりを見ても、保護者らしき人はいない。
ここは、ママと一緒においでと言うべきかどうするか、と思い悩んでいたら、
「いいよ」
とスッと息子が虫取り網を貸してあげてた。
えー!
優しいね
そのぐらいの年の子に貸すと、借りパクされるとよぎってしまう私の考えを見事に超えていった息子。
虫取り網を借りた男の子は、意気揚々と蝶々を追いかけ出した。
「見てた方がいいよ。使い終わったら返してねって言うんだよ」
と息子に助言する。
男の子の後を追いかけて行ってみると、
「虫取り網あったの?」
とママさんが男の子に話しかけてるところだった。
どうやら、男の子が自分の虫取り網をどこかに置いてきてしまったらしい。
「貸してあげたんです」
と私が言っても、え? これはうちのでしょ? みたいな顔をされて、
借りパクの危機
「貸してくれたんですね?」
と念を押されて、そうそう、と頷くと、男の子から虫取り網を強引に奪って、
「ありがとう」
と息子に返してくれた。
ギャン泣きする
男の子
自分のを探しに行こう、とママさんが、泣く男の子を促す。
見つかるといいなあ、と思ってたら、しばらくして、虫取り網を持った男の子が戻ってきた。
男の子の虫取り網は、息子の虫取り網と、
色も形も
まったく同じだった
そりゃややこしいことになるわ。
たかが虫取り網だけど、目印をつけておこう。
↓100円ショップでも売ってるこのタイプ。