息子を連れて公園に行った。
たくさんの子供たちが虫取り網を持って草むらを覗き込んでいた。
秋の虫たちの鳴き声が響いてくる。
「これはコオロギかな?」
「スズムシかな?」
なんて、虫のこえの童謡を思い出しながら、虫取り網を揺らす。
すると、息子が、
「コオロギ捕まえた!」
と網を持ってきた。
見ると、
巨大
調べるとエンマコオロギという種類らしい。
その後も、いろんな種類のバッタやチョウチョなどの虫を捕まえて、大満足の息子。
さあ帰ろうと、息子が虫を放してあげていると、
「コオロギは連れて帰ろう」
と夫が言い出した。
また飼うの
夫の実家には、広い庭があって、夜になると虫たちが一斉に鳴く。
その声が懐かしいのだと言う。
家の庭に放す、なんて言い出すから、植木に虫除けの薬をかけていると言うと、魚のエサを買いに寄ったホームセンターで、ちゃっかり虫用の飼育用具フルセットを買っていた。
家に帰ってから、せっせと虫たちのすみかを作る夫と息子。
コオロギの他に、マツムシも捕まえていて、とても涼やかに鳴く。
この鳴き声、スズムシかと思ってたけど、マツムシだったのか。
家の中に響く秋の虫の声もいいもんだな。
ほっこりするわ。
そして、就寝。
夜中に目が覚めた
虫の声に包まれて眠りたかったのか、夫が虫のすみかを寝室に持ってきていたのだ。
なんて
うるさい
虫の声
安眠妨害だわ。
寝室に持ち込むのは禁止!