秋の紅葉が美しい季節。

山に行きたくて、


「行こうか、高尾山!」


と言ったものの、去年行った時、人が多すぎて辟易したのだ。


でもやっぱり子連れ登山と言えば、行きやすさ的にも標高的にも高尾山しかない。


「山に行こう」


と息子を誘うと、


「こわいからいやだ」


と言われた。

にぎやかな場所が好きな息子は、静かな山が怖いらしい。
静かな山に行きたいと思ってる私とのギャップ。

じゃあどこに行きたいのか聞くと、ピンポイントで、


「たまどうぶつえん」


と言われた。

そんなわけで、多摩動物公園に行った。

行くのは、1年ぶり2回目。




注意多摩動物公園に特化した内容です。




◼️ 入場制限

今も入場制限が続いていて、事前に予約しなきゃいけない。

でも、前日の夜でも予約出来た。
細かい入場時間の制限はなく、予約日なら何時でも入れる感じ。


◼️ 駐車場

まわりに安い駐車場がたくさんあるから、車でもいいんだけど、動物園の目の前が駅だから、電車で行った方が便利なんじゃなかろうかと2回目にして気付いた。

渋滞がなければ、車の方が楽なんだけどなあ。


◼️ レストラン

レストランは、サバンナキッチンしか営業していない。
メニューは手早く作れる物だけに縮小されてたものの、レジは大混雑で、外にまでずっと列が続いていた。

元々飲食店があった場所には、ケータリングカーが出ていた。
お弁当持参の人も多かった。


◼️ ライオンバス

前回は工事中だったライオンエリアが完成していた。
ライオンバスに乗って、ライオンの側まで行けるサファリ方式。
事前予約をしなきゃ乗れないんだけど、前日だともう予約出来なかった。

バスに乗れなくて残念がってたら、建物の窓のすぐ横にライオンがいて、ものすごい近さで見ることが出来た。



これもタイミングだな真顔



ライオンバスに乗ったところで、間近でライオンが見られるわけじゃない。


◼️ 登り坂

多摩動物公園は、山になっていて、奥に向かって登り坂が続いている。

だから、1番頂上のオランウータンまでバスで行って、下りながら見てまわるのが楽なんだけど、ルートを考えて、結局、歩いて登ることにした。

でも、サバンナ園からチンパンジーへの登り坂とか、



本気で
えげつないゲロー



ゼーハー言ってると、


「山に来たみたいだね」


と夫が言う。

確かに。
そう思えば、この登り坂も楽しめるか。


◼️ スカイウォーク

みんなが空を見てるからなんだろうと思ったら、オランウータンの親子が、空高く張られたロープを歩いていた。

前に来た時は、見たいと思ってたけど見られなかった。
今回は、すっかり忘れてたけど、偶然見られた。
そんなもんだな。




◼️ ターキン

多摩動物公園にどんな動物がいるか、図鑑を見ながら息子と予習をしていた時に、息子が食いついたのが、ターキン。



地味ニヤニヤ



でも息子は、ターキンを見るのを本当に楽しみにしていた。

そんな息子の想いがターキンに伝わったのか、ターキンが息子の方に寄ってきて、ゲップのような声で鳴く。





「よく来たねって言ってるよ」


と息子に言うと、怖いと言い出した。
あらら。

そうやって、ターキンを見てる間、ずっと響き渡っている鳴き声があった。



誰が鳴いてるの滝汗?



声がする方にいる動物を地図で見る。

ゾウ?
オランウータン?




響き渡るぐらい大きな声だから、大きい動物だと思うんだけど、想像が出来ない。

すると、夫が、


「トラだな」


と言い出した。



トラ真顔?



言ってみると、本当にトラだった。

2頭のトラが、フェンスで遮られてるんだけど、片方のトラがずっと鳴いている。



発情期かな真顔?



誰の鳴き声か判明して、スッキリした気持ちで歩いてると、すれ違う人たちも、何の鳴き声? と話している。

すると、息子が、


「トラだよ」


と教える。

教えてくれてありがとう。
でも、恥ずかしいから黙っててね。