地震で被災された皆様、
また今も孤立して救援を待っている皆様、
そして亡くなられた多くの皆様に、
心よりお見舞いと哀悼の意を申し上げます。



私は統一地方選挙に挑戦する予定者です。
しかし、今回の有史以来最悪の災害を目の当たりにして、
選挙や政治に関わるような一切の活動を、
情勢が一段落するまで自粛させていただく事といたしました。

被災者やその家族が頑張っているときに、騒ぐことは心苦しく、
不謹慎ではないのかとも思うからです。

それより、今でき得る自分の最大限の事をさせていただくこと。

それは、このような発信方法(レポート)で市民の皆様に有益な情報を提供することです。
これ以上の被災を出さないための一助となりたいのです。

金曜日の地震直後、電話やメールが不通となりました。

まずは帰宅困難者への情報提供として、市内の各箇所を確認し、
ツイッターで戸田市内の駅や全域、各避難所の状況をツイートしました。

市庁舎の接合部分のコンクリートが落下し車両が破損、喜沢でブロック塀が倒壊、
県立戸田公園埼玉県艇庫前の地割れ、戸田公園駅コンコースのひび割れ、
駅前行政センターデッキのひび割れ、などを確認しました。



1.戸田市災害対策本部(12日現在)
市内において、重大な被害はありませんでした。
死亡、重症 無し
軽症 6名
水道の漏水、にごり 16件

2.埼玉県災害対策本部(12日現在)発表
死亡 1名
重症者 6名
軽症者 80名
火災 11件
住宅費外 1074棟



今回の大地震は、本震がM9.0と国内観測史上最大であり、
今後予想される余震の規模も、本震が巨大であるため、
家屋倒壊や交通網を寸断する可能性が大いにあります。
金曜日のような状況がいつまた起こるとも限りません。

有史以来、稀にみる国難です。
最大の警戒をもって、ここ数週間は過ごしていただくことが重要だと考えます。
そこで、帰宅困難になったときの対策や、二次災害の防止、
また万が一被災した場合のための心得を以下に示させていただきます。

いざという時は、自助(自分の身は自分で守る)共助(ご近所や会社の同僚、
また近くにいる人との助け合い)が、まずは重要です。
公助はその後になる、と考えていいと思います。

万全の予防をして、この国難を乗り越えて、国民みんなで頑張りましょう。

帰宅するかどうかの判断

自宅までの距離が10キロ以上の場合は、思わぬ事故、二次災害を招く。

特に女性は無理な帰宅をせずに、会社事務所や安全な場所に留まる。

帰宅困難者心得10か条
1.慌てず騒がず、状況確認
2.携帯ラジオをポケットに
3.つくっておこう帰宅地図
4.ロッカー開けたらスニーカー(防災グッズ)
5.机の中にチョコやキャラメル(簡易食糧)
6.事前に家族で話し合い(連絡手段・集合場所)
7.安否確認・ボイスメールや遠くの親戚
8.歩いて帰る訓練を
9.季節に応じた冷暖準備(合羽・カイロ・タオルなど)
10.声を掛け合い、助け合おう

帰宅困難者の行動ルール
1.むやみに移動を開始しない
2.まずは安否確認をとる
災害用伝言ダイヤル「171」や携帯電話の「災害用伝言板」等を活用し、
家族や職場と連絡をとり、冷静に行動できるよう気持ちを落ち着かせる。
3.正確な情報により冷静に行動する
公共機関が提供する正確な情報を入手し、状況に応じて、
どのような行動(帰宅、一時移動、待機など)が安全なのか自ら判断する。
4.帰宅できるまで外出者同士が助けあう
一時待機できる屋内施設においては、災害時要援護者(高齢者・障害者など)を優先して収容する。

被災した場合の注意
1.コミュニティを作る
阪神大震災で最後の悲惨な災害は治安悪化による「人災」であった。
一人でいる人は、最寄りの知り合いと小さくても良いのでコミュニティを作る。
2.女性の注意点
絶対に一人で公衆トイレに行かない。常に誰かと行動して、トイレも二人以上でいくようにする。
便乗する性犯罪者がいます。赤ちゃんがいる方は、頭にタオルなどクッションになるようなものをまく。
ヒールをはいている人は折る。ストッキングは火傷が広がるので脱ぐ。生理用品は止血帯になる。
3.具体例として
電話の使用は極力避ける。非常の為の119番や110番を優先させる。
災害用伝言ダイヤル(ダイヤル171 + 1 + 自宅の電話番号で伝言吹きこみ、171 + 2 + 自宅の電話番号で伝言再生)、また情報はラジオや携帯の伝言版をつかう。
地震後は、必ず窓を開ける。水道が止まる前に風呂に水をためる。
停電をした地域は、必ずブレーカーを全て落とす。
避難する際も絶対にブレーカー落とす。
停電から復旧した瞬間ショートして火災というケースも多い。
避難場所を把握する。絶対に見物には行かない。
車のトランクのジャッキが利用できる。
室内時も履物の確保を。ガラスの破片で足を怪我すると命取りに。
避難時は、タオルやシャツで包むだけでも簡易ヘルメットになる。
足に巻けば、履物になる。X字の亀裂が入っている場所はすぐに崩壊する。
最低限、携帯と充電器、ラジオ、ペットボトルの水が必要。
トイレはビニール袋を。
パニックになったらしゃがんで深呼吸。
お金、水、ペンライト、お菓子 、携帯、応急セット、ハンカチ、ティッシュ、毛布、常備薬、処方箋、笛を用意。
オフィスでは、ロッカーやOA機器など大型物の落下に注意。
集合住宅ではドアや窓を開けて、避難口を確保。
エレベーターは絶対使用しない。避難は階段で。
屋外の路上では、かばんなどで頭を保護し、空き地や公園などに避難。
ガラスや看板などの落下に注意。建物、ブロック塀、自動販売機などには近寄らない。
車を運転中はハンドルをしっかり握り徐々にスピードを落す。道路の左側に車を寄せ、エンジンを切る。避難するときは、キーをつけたままに。車検証や貴重品は携帯する。

日頃の家庭の備え
自宅の耐震性の確認。転倒のおそれのある家具や、照明器具は、
つっぱり棒や固定金具などで、固定する。
人工呼吸器、吸引器などは転倒しないように工夫しておきましょう。
窓ガラスや戸棚のガラスは透明フィルムなどで飛散防止を行う。
重たいものやガラス・陶器類などは高所に置かない。
寝室は、懐中電灯やラジオを用意し、安全な居住空間を確保し、
出入口に近い避難しやすいところに。
家庭内では災害発生時の集合場所、具体的な避難方法、
避難経路、連絡方法、役割分担などを話し合い各自持つ。

防災情報
1.戸田市の防災情報メール
利用登録用のメールを作成してください。宛先は bousai-ctl@city.toda.saitama.jp
メールの本文に subscribe と文字を入力して、そのままメールを送信します。登録完了通知メールが届けば登録完了です。
2.埼玉県の防災情報メール
以下のQRコードで登録してください。
3.戸田市内の避難所
喜沢小学校
喜沢中学校
戸田第二小学校
戸田東小学校
戸田東中学校
東部福祉センター
心身障害者福祉センター
戸田第一小学校
戸田中学校
戸田南小学校
文化会館
上戸田福祉センター
大宮公園事務所戸田支所
埼玉県戸田第1艇庫
新曽小学校
新曽北小学校
新曽中学校
戸田高等学校
新曽福祉センター
スポーツセンター
笹目小学校
笹目東小学校
笹目中学校
児童センター
美谷本小学校
美女木小学校
美笹中学校
南稜高等学校
西部福祉センター


この過去最悪ともいえる難局を乗り越えていくために、
今こそ、私達日本人が一つになって、大きな力を発揮していく事が、何よりも大切です。
各国のメディアからみて日本は、
「こんな状況になっても、秩序を保っている国は、世界に日本くらいしかない」と、
賞賛の報道を受けております。
過去においても、私達日本人は、何度となく厳しい局面を、
一丸となって頑張りぬいて、ここまでやってきました。
私はこの度の大地震で唱歌「蛍の光」3番と4番を思い出しました。
日本人としての誇りと責任をもって、滅私奉公の気持ちを持って、
世界稀に見る自然災害に打ち克っていかなければならないと思います。
私達は、絶対にできるはずです。

義援金による支援
自分のできる範囲内で、できる方ができる金額で。
少しの力の集まりが大きな力になります。振り込めサギには注意しましょう。

災害復興ボランティア
ボランティアは、各自治体に問い合わせの上、
被災者の迷惑にならないように時期を見ての参加をよろしくお願い致します。

輪番停電と節電について
電力供給が極めて厳しい状況のため、計画停電を行ないます。
(1日約3時間程度。4月末までの予定か)
戸田市の停電時間については、以下の通りです。
生活を省エネにする。特に通信機器、PC、家電製品の節電を心掛ける。

戸田市の輪番停電(3月14日)
第2グループ
9:20~13:00
18:20~22:00
上戸田、川岸、喜沢、笹目、中町、新曽、早瀬、南町、美女木
第3グループ
12:20~16:00
新曽、氷川町、美女木
第4グループ
13:50~17:30
上戸田、大字上戸田、喜沢、喜沢南、笹目南町、笹目、大字下笹目、下戸田、下前、戸田公園、中町、新曽、新曽南、早瀬、氷川町、大字美女木、本町、南町、美女木、笹目北町、美女木東

※町名に重複があります。詳細は発表されていません。ご自分の住所がどこのグループなのか、停電した時間を覚えておいて、明日以降、当てはめてください。