ベトナム・フェスタでベトナム料理を食べそびれたわたくし。
もうすっかり「エスニック腹」になってしまい、地元に着いてからお店探しを始めました。
初めてのベトナム料理のお店に向かってみたのだけど、お店の雰囲気が苦手な感じだったため、こちらには入らず。
しかしこのまま夕食難民になるのは困る。
またもやスマホで検索して、どこかいいところないかなー、と探します。
すると、ちょっと素敵なタイ料理のお店が出てきました。
レビューの評価も高い。
車で15分程で行けそうだったので、こちらに方向転換。
お店の外観がまず素敵で。
洗練されたアジアのリゾートっぽい雰囲気です。
中に入ると、日本人女性がにこやかに迎えてくれました。
他にタイ人と思しきかたが2名。
メニューは厳選されたものばかりで、どれも美味しそう。
オーナーは日本人ですが、シェフはタイ人の女性とメニュー内で紹介されておりました。
日本人が好きそうな洗練されたアジアンテイストと清潔感は、とても好み。
このお店なら間違い無いだろうと期待が膨らみます。
悩んだ末、オーダーしたのはタイラーメン。
鳥出汁のスープがかなり美味しそう。
シンプルな見た目ですが、どうしてどうして、かなり繊細な味わいのスープ。
麺は米粉のものかな。
トッピングは脂身のない鶏肉ともやし。
若干、薄味に仕立ててあり、最後の「画竜点睛」はご自分でどうぞ、なスタイル。
こんな感じの調味料セットがやってきます。
私の「画竜点睛」は、魚醤と粉とうがらしでした。
見事にビタっと決まって、焦点の定まった素晴らしいお味になりました。
このやり方は、いいですね。
味の強さは、人によって好みが分かれるので、自分で調整できるのはありがたい。
お料理自体の完成度はとても高いので、もう本当に最後の一振りの味付けだけで仕上がるので
失敗がありません。
とにかく、スープが素晴らしかったし、麺とトッピングとのハーモニーも素晴らしかった。
日本料理に通ずるものがある透明感ある美味しさだったのです。
タイラーメンはどちらかというと、ストリートフードだと思いますが、この洗練された感じは、宮廷料理みたいだと思いました。
もうひたすら、おいしくてうっとり。
胃袋をがっちり掴まれました。
食後に、カノムモーケンというタイの焼き菓子と、タイミルクティーをいただきましたが、これがまた、どちらもうっとり美味なもので。。
カノムモーケンは、ケーキとプディングの中間みたいな食感。
ココナツとシナモンが優しく香ります。
ほのかに温めてあって、香りを際立たせる。
抑え気味の香りなのもまた品がいい。
ミルクティーはほんのり甘く、全体的にはさっぱりした仕上がり。
イギリスのミルクティーとはちょっと違うハーモニーを持っていました。
これがタイ風なのね。
クセになる美味しさです。
最初から最後まで、うっとりしっぱなしの夕食になりました。
駅の近くの商店街にあるお店なのですが、なんとこの駅が、毎日通勤に利用している乗り継ぎ駅だったんです。
車ではるばる移動してこなくても、会社帰りに立ち寄れるじゃないか。
それに気がつき、また嬉しくなりました。
週に1回くらいは来たいなー。
まだまだ食べたいメニューがたくさんある。
日々の楽しみがまた一つ増えました。