昨日宿泊した宿で使われていた枕が非常に気持ちよくて。
頭を乗せた瞬間にそう思ったのだけど、そのままストン、と寝てしまいました。
朝起きた時に感じたことは、またもや「枕が気持ちいい。」でした。
これ、売ってないかしら。
枕カバーを剥がして品番を見てもどこにも書いてない。
そういえば、昨晩入ったお風呂の脱衣場に枕の販売について書かれていたような。
気の利いたお宿では大抵良い寝具を使っていて、気に入った人には販売するというパターンが多い。
こちらのお宿も多分そう。
チェックアウトしてから売店を見るも、枕は並んでない。
宿の人に聞いてみると、やっぱり販売してますと言う。
そして奥から出してきたので、そのままそれをいただく事にした。
すると、上等な枕カバーをサービスです、と言って付けて下さった。
嬉しい〜。
綿100%なんだけど、サテンのような光沢のある素敵な質感の枕カバーでした。
売店の人が言うには、この枕が気に入って、欲しいと思う人は結構いるらしく、最初はメーカーと品番を聞いてくるのだそう。
「地元で買うから。」と言うことらしいけど、それがなかなか見つからないらしい。
で、帰宅してから電話をかけてきて、「やっぱり欲しいから送ってください。」ということになるんですって。
送料がかかって勿体無いのに。。って。
確かに、宿にいるうちに買ってしまえば送料などかからず、お得です。
でも、こういうところで買うのは高いのでは?って思っちゃうみたいなんですね。
私も一瞬、頭をかすめたけど、こう言うのは出会いもの。
出会った時が買い時だったりするんです。
タイミングを逃して、その後にご縁がなくて買えずじまいになったことを何度か経験しています。
なので、多少値段の差があってもいいかな、って思うんです。
素敵な思いをさせてくれたお宿にお礼の気持ちを乗せていると言うのもあります。
そして、こんなに素敵な商品を体験させてくれて、欲しい!と思うようなご縁をくれた。
その分がお値段に乗っていても良いのではないかな、と。
枕は特に、店先でほんのちょっと頭を乗せたくらいでは使い心地が分からないものです。
一晩使ってみて、ようやく、「あ、これは何か違うぞ。」ってわかるようになる。
だから、宿泊した宿での枕との出会いは、購入のチャンスなんです。
敷布団は、自宅で使っているのと同じムアツでしたので、やっぱりね!って感じでした。
気持ち柔らかめのムアツでしたけど、寝心地には大差はなく。
結構大きな違いを感じたのが枕だったんです。
枕もムアツでしたが、これ、種類が結構あるんですよね。
以前、違う型番のムアツ枕を買って失敗したことがあります。
実際に頭を乗せることなく、ネットの評判を見て購入したのですが、それが仇となりました。
やはり、枕は使ってみないとわからない。
宿って、上等なライフスタイルのショールームみたいなものです。
素敵な家具だったり寝具だったり食器だったり。
食事もそうですが、自宅にない要素を学べる場です。
その中から取り入れたいものを選ぶことができます。
すぐに同じものが購入できるなら好都合。
宿で販売しているなら、お礼の気持ちも込めて帰りに購入していくというのも良いと思います。
ネットの方が安いかもしれないけれど、何万円も違うわけではありません。
「この寝具、素敵でしたよ!」という賛辞を込めて、チェックアウト時に買って帰ると、気持ちの良い買い物になるはずです。