4月14日と16日
私たちは2回の熊本地震に襲われました
14日の前震で自宅に被害を受けた私たちは
診療所の入るビルへ避難しました
16日の深夜
またしても前回より大きい揺れ
ビル内にいても強烈な揺れに
ビルの倒壊が頭をよぎりました
隣のビジネスホテルでは
非常階段を我先に駆け下りる
利用客の慌てふためいた足音
それを見てこちらも
これはただ事ではないと実感しました
それでパジャマ姿に毛布を被って
命からがら近くにある公園を目指しました
ビルの谷間にある災害避難場所として
設置された広い公園は
近くのマンション等からの避難者で
いっぱいでした
とりあえず居場所を確保し座ったのですが
芝生が夜露に濡れていて
お尻が冷えます
直接お尻が地面に付かないように
していたのですが
長時間は足腰に負担が掛かります
なにか敷くものをと見回すと
家内が持ってきた
インスタント焼きそばのカップが
目に入りました
食べ物を尻に敷くことにためらいがありましたが
これからの生活を考えると
背に腹は代えられません
思い切って腰掛けてみると
意外にカップは丈夫
地面からの冷たい湿気も防いでくれ
クッションにもなります
そのときの焼きそばがこの写真です
貴重な防災グッズとして活躍してくれた
カップ焼きそばですので
本来の食品としての役割を果たすため
ちゃんと最後までおいしくいただきました
お尻の形が付いているのが恥ずかしいです