4月24日福岡市のアクロス福岡にて、トリガーポイント研究所主催の全身の痛み対処法セミナーで「顎関節症から起こる全身の痛み」について講演してきました。


 このセミナーは日頃お世話になっているトリガーポイント研究所の佐藤恒士先生が、わたしたちがこれまで培ってきた痛み治療の考え方と治療法を全国の痛みで困られている患者さんや関係者に知ってもらい症状改善に役立てて欲しいと企画したものです。


 それがこのたびの熊本地震の直撃を受け講演どころではなくなりまして、一旦は私の講演は辞退させて頂くことにして佐藤先生に断りの電話を入れました。ところが考えてみると大勢の方にご迷惑をお掛けすることになり、わざわざ時間を作って参加される方に申し訳なく、せっかくのこういう機会に私たちの想いを聞いていただきたいと決行しました。


 そうしましたら申し込み人数を上回る参加者にお集まりいただき、用意していたレジュメが足りなくなってしまうほどの盛会になりました。

 中には岡山・愛媛からわざわざこの講演を聞くために参加された方もおられて、大変感動しました。

 聴衆のみなさんの反響が大きく、熱心に質問もされ貴重な経験をさせていただきました。


 今回地震の直撃を受け、私たちは命からがら避難しました。避難所でのおにぎりの配給。食べられることの幸せを噛みしめました。4月始めのTV特番で羽生 弦選手が東日本大震災に遭った時に食べたおにぎりのおいしさを語っていたことがなぜか耳から離れませんでしたが、私も同じ感動を受けました。食べられるって素晴らしいことですね。

 歯の大切さ、口も全身とつながっている。顎関節症も放置されると線維筋痛症になることもあることをこれからもお伝えしていきたいと思います。