分娩25 | sugarしんの和牛ブログ 兼業繁殖農家のあれやそれ
育成の分娩はやはり気を使います。例え親が子育て上手でも油断出来ないですわ。



保留のポイントは枝肉成績も加味(BMS10以上がでているか)しますが、やはり分娩間隔と子育てが上手かどうかが基本。今やどんな牛でも最高ランクのBMS12が出るので、繁殖成績はかなり重視して選抜します。

今回は地味に血統を継いできた『たかなみ』系の『みほふじ』

耕富士×美穂国×糸茂勝×福谷桜×福茂×秀安とマイナー血統を挟みながらもちょっと宮崎但馬と森井系が強い並び。

今回は初産と言うこともあり真華盛を交配してましたが、出産のショックからかまあ、子を舐めない。挙げ句の果てには小突いて蹴ろうとするし。

久々の育児放棄を覚悟しましたが、粘りに粘って、二時間で初乳を飲ませてくれました。




こんな事があるから繁殖は難しい。とつくづく思いますわ。

親の乳に敵う栄養はやはりないですからね。
とりあえず一安心です。

ところで真華盛。
かなり競り値が厳しい状況が続いてましたが、上場頭数が増えるに連れて良い子牛が目立ってきましたね。

牛はかなり良いので、使えると思うんですけどね。

来年の4月以降は満天白清、耕富士の上場が全体の7割を越えるそうなんで、多様性を維持する為にも、真華盛、宗守富士、洋紀久、秀正実の交配をお願いしたいところです。

確かにBMSの値は耕富士が飛び抜けてますが
残りは、高いレベルでドングリの背比べです。