分娩とBLの検査結果 | sugarしんの和牛ブログ 兼業繁殖農家のあれやそれ






育成の美穂国×糸茂勝×福谷桜×福茂が無事に産んでくれました


安秀平な初子にしてはなかなかのサイズの男の子


五代祖の福茂こそ気高ですが、その構成も福茂×秀安×一福と割と但馬の構成

7割位は但馬の血ではないかと思われます

姉妹に県指定牛や家系に県共出品牛がいたりと魅力的ですが、4代祖の福谷桜はかなり育種価が下位


まあ、祖母の糸茂勝がBMSで6,8,9と出ているのでそれなりの能力は有るでしょう


但馬の強い構成でこのサイズを産んでくれた事で、次回はがっつりの但馬を交配したいと思います

一頭くらいこんな遊び心のある構成の母牛がいても良いでしょう


さて本題


結果が出るまで悶々としていましたがBLの検査結果が出ました
 
昨年の始めから受けるか受けまいか親子共々悩んでいましたが、いつもブログを拝見している川畑さんのお話を直に聞いたりブログを拝見して決意しました
 
http://usi-cow.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/index.html
 
非常に勇気のある決断をされており、触発されました



結論からいうと残念ながら母牛の一頭が保因

母牛26頭、子牛6頭の内の一頭(-_-;)

率から言えば3%ですがかなりショックでしたね
我が家の繁殖母牛の構成は自家保留したものと外部導入が7:3の割合ですが
やはり外部導入牛が保因でした
 
 

確実な事は言えませんが、導入時より保因していた物と思われます

血統もまだまだ使える血統構成でしたが

結果がわかった時点で売買の交渉を進めて近くの経産肥育の農家さんへ引き継ぎました

近く分娩予定でしたが、その時期まで飼うリスクを考えるとデメリットばかりだったので、もったいない話ですが即決



水平や子への垂直感染の具合も考えて、子牛の採血もしてもらっていましたが
 
丁度子牛の上場が一番少ない谷間で三月から頭数が増える予定であったので、保因している母牛の子も含まれていた事から行っていて幸いでした
結果的に母牛一頭のみの保因でしたので、行う必要はなかったのですが、売買したあとも心配ばかりしてしまうので、垂直感染が無かった事で安心して上場できます

乳の出が悪く産まれてすぐに母子分離していたのが良かったようです

しかしながら、これで清浄化したと一応、声を大にしていう事ができます(競りの名簿等に記載の項目がないので公表されないのが残念ですが)

あくまで個人の管理の中での検査ですが、今後の流れの中で避けては通れない道でした
 
経営にダイレクトに影響してくる検査ですからね
 
繁殖母牛の導入に壁を作ってしまった感もありますが、水面下で色々動きもあるようなので安心して導入できる日もそう遠くないのかなと考えています
 
色々心配しましたが、行って正解でした