誰でも出来るもん! | sugarsaltvinegarのブログ

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好きなもの、好きなことを
好きなときに、好きなように書いてます。

先日、
休憩前の私に支店長から

これ出しといてっ!

と5,6通の封筒を渡された。

送り先が印字されている
料金別納郵便の封筒だった。
既に封は閉じてある。

わかりましたー

と受け取り、封筒をチェック。

御中に書換え…OK

裏面の差出人名…OK

その下の何かを記入する欄…未記入

送付書類の
何かを書くためのものっぽい。

私「・・・支店長!
ここ、書いてないんですけどいいんですか?」

支「あー大丈夫じゃない?
・・・んー。書いた方がいいかぁ?」

私「恐らく。
じゃなかったらその欄必要ないですしね…」

支「うんそうだな、書くわ」

とペンを持つものの

支「・・・こりゃ俺わかんねぇなぁ」

私「…封、閉じちゃいましたもんね」

支「あいつなら分かるから書いてもらうわ!」

あいつと言うのは
営業マンの五十嵐係長(仮名)

しかし、あいにく外出中。

休憩のついでに出すつもりだったが
いないんなら仕方ない。

私は休憩に出た。

1時間後、休憩から戻った私は
封筒のことなどすっかり忘れていた。

午後の業務へ取り掛かる。

…ふと気付くと定時まであと3分。

おっ、帰るぞ帰るぞー。

帰る準備を着々と進める。

そこに五十嵐係長が戻ってきた。

五「お疲れ様でーす」

支「あ、五十嵐くん!お疲れ!
このさー、ここ。分かるか?」

さっきの封筒を差し出す支店長。

五「あーはい、分かりますよ!」

支「悪ぃんだけど書いてもらっていい?」

五「はい、分かりました」

あぁ、アレか。
思い出すと同時に
あっ、時間だ!
さぁさぁ帰るぞー!!
とタイムレコーダーを打刻する私。

そこに聞こえてきた会話。

五「支店長。
これは書いたらどうすれば?」

支「sugarさん(←私)に渡して」

五「分かりましたっ」


・・・

・・・

・・・ふふっ。

バカ…なのかな?


我慢出来ず支店長に言う。

私「支店長…知ってます?
ポストって…私以外でも出せるんですよ?」

支「・・・・・・ブフォッ!」

気付く支店長。
話し続ける私。

私「すぐそこに赤い箱あるの知ってます?
あれポストって言うんですけど」

支「ギャハハハハ!!」

私「あそこにそれ入れると届けてくれるんです。で、誰が使ってもいいんですよ」

支「ギャハハハハ!!
・・・いや!分かんないよ!
とんでもねぇバカに頼んだら分かんねぇよ!
ギャハハハハハ!!」

会社からポストまでは徒歩5秒

私「そんなバカいますか?」

五「あ、sugarさん!
そしたら僕が出しておくので・・・!」

私「いや、いいんです!今日はもう帰りますが、
机に置いといてくれれば明日出しますよ!」

五「いやっ!僕が・・・っ!!」

私「いえいえ、いいんです!!
もしかしたら知らないのかと思って聞いただけですから!」

「わははははは!!!」

・・・なんっだこれ。

いや別にね、
郵便なんていくらでも出しますよ?
休憩とか帰るついでですし?
なんてことないもの。徒歩5秒だもの。

たださ・・・

後納郵便でもなく、
切手が必要なわけでもなく、
書留でもない。

その封筒を書き終えた頃、私いないよ?
郵便物は絶対に私を通せって言ったっけ?
その封筒の中身すら知らないし。
つーかお前らの方が会社の出入り多いだろ。
私が帰った後にどーせ外出るだろ。
ポストの前通るだろ。


翌日出社すると
私の机の上には
見覚えのある封筒が置いてあった。

同日夕方…

支「sugarさん、ちゃんと郵便出せた?」

私「・・・多分、出来たはずです!」

支「さすが!やっぱ出来るねsugarさん!」

「わははははは!!!」



んー 今日も平和っ!!