1966年12月15日(木) スマイル・セッション37
コロムビア・スタジオ Ast カリフォルニア州ロサンゼルス(7:00ー10:00pm)
10月6日にブライアン・ウィルソンのリード・ヴォーカルを録音してあった「ワンダフル」にビーチ・ボーイズによるバック・ヴォーカルの録音とブライアンによる「サーフス・アップ」のヴォーカル・セッションが行われています。
「ワンダフル」は当初マイク・ラヴの”C’mon pretty baby won't you rock with me Henry"というヴォーカルが録音されたが、シンプルにリフレインする”Mama mama mama mama mama mama mama"という歌詞に変更されている。
「ワンダフル」は『スマイル』セッションのごく初期から録音されていたが、ブライアンはなかなかイメージを固定できなかったようだ。最終的に『スマイリー・スマイル』に収録されるが当初のハープシコードがフィーチャーされたものとはイメージが大きく変わってしまっている。
「サーフズ・アップ」では11月8日に完成していたバック・トラックにブライアンのヴォーカルとピアノをオーバー・ダブしている。
この日、プロヂューサーのデヴィット・オッペンハイムによりCBSテレビのニュース・ドキュメンタリー「インサイド・ポップ:ロック・レボルーション」で使用するためビーチボーイズの録音に取り組む姿の撮影が行われている。
最初「ワンダフル」に取り組むビーチ・ボーイズを撮るがうまくいかず、メンバーが帰った後ブライアンがひとりピアノに向い「サーフズ・アップ」を歌うシーンが撮影される。この時の演奏はアルバム『サーフズ・アップ』のレコーディングの際にリサイクルされている。映像についてはオッペンハイムが気に入らずあらためてローレル・ウェイのブライアンの自宅で撮影されることとなる。
スマイル・コレクターズ・ボックス/ザ・ビーチ・ボーイズ
¥20,000
Amazon.co.jp
スマイリー・スマイル/ザ・ビーチ・ボーイズ
¥1,800
Amazon.co.jp
サーフズ・アップ/ビーチ・ボーイズ
¥2,600
Amazon.co.jp