やっと追いついた!
少し前にパパが言った
住宅ローンの残高と我が家の貯金額が
同じになったということだ
パパは大きな借金などの経験がなく、家を建てると決まった時も多額のローンのことを思って眠れなくなった
なので、
そんな台詞が出るんだろう
私は実家が自営業ということもあって、商売がうまくいかない時、両親がお金の工面をしてたのを見てたから
住宅ローンなんて、返せなければ家を売ればいいじゃない(サラ金から借りるわけじゃないんだし)
って気軽に思ってた
(その為に駅近で複数の路線を利用できる物件を選んだ)
それに…追いついた!って言っても家を売ればその分資産は増えるだろうし、来年パパが定年になるからまとまった退職金も入るだろう
パパの再就職先はまだ決まらないが、これからも働くつもりだし(続くか分からないけど)、私も来月から週4のパートを週5に変更した
そうだ、来年には追い越すんだ!
(いや…今年か!もう追い越してるはず)
こんなに生活に余裕があるのに、子供たちには全然お金がかからないし(結婚もしてないし、孫もいない)、今まで苦労してきた両親をいろんなところに連れて行きたいけど、親孝行もできない
亡くなってるからね…
『うちは(私の家は)キリギリスでいい』
子供たちが小学校の低学年と幼稚園児の時、一緒だったママ友に言われた言葉
当時、専業主婦でいろいろなものをケチってがんばって節約生活してた私に対する言葉
子供も3人いたし、これからどれくらいお金がかかるか分からなかったから
アリのように先のことを考えて、若い時に節約し質素な生活を送るより、キリギリスのように若いうちにお金を使いたくさん遊ぶ
今を楽しんでお金を使って、歳をとってから豊かな生活をしなくても老後は質素に暮らせばいい
という意味だ
今頃になってこの言葉を思い出す
子供たちにはたくさんお金を使ってきたとは思う
たくさん習い事もさせたし、いろいろなところに連れて行って、いろんな経験もさせた
富士登山にも挑戦して山頂まで行ったし、北斗星に乗って北海道旅行、ライオンキングやCatsも観に行った
それとTEAM NACS(大泉洋さんや安田顕さんがいる劇団)の舞台も観に行った(当時もやっとチケット取れたけど…今はもっと取れないだろう)
外食は少なかったかもしれないけど毎日のお料理もおやつもがんばって作ってた(専業主婦だったし)
だけど後悔してるのは
衣服のこと👗
もっとかわいいのやカッコいい服、友達に自慢できるような服を着せてやればよかったと思う
結構近所の人からお下がり貰ったりして着せてた
自分で買うのは安物ばかりで、デパートで売ってるブランドの子供服なんか友達の子供に買ってやるばかりで自分の子供たちには買ったことがない
親孝行も…
父が生きてるうちにもっといろんなところに連れて行きたかった
たくさん美味しいものを食べさせたかった
私もキリギリスだったら
今になってこんな後悔しなかっただろうか…
貯金が増えても生活は変わらない
毎日のランチをコンビニで買って食べてる人を羨ましく思いながらお弁当を持っていく
来年あたり買い替えなければいけない補聴器もたぶん最低ランクか下から2番目あたりのモノを選ぶだろう
なんでだろう…
基本ケチなんだな、私
そして、歳をとっても変わらずアリのように働き続け、いつまで経ってもキリギリスにはなれないような気がする