ミニチュアシュガーキャビネット作りペンキ塗り③ | 日本ミニチュアシュガー協会阿部洋子

日本ミニチュアシュガー協会阿部洋子

英国のシュガークラフトのコンクールで世界1を受賞。
元・製菓学校のシュガークラフト講師。
アイシングクッキー等の講師向けのレッスンを開催中。
アシスタントのぽんちゃんも登場します!

こんにちは!

一般社団法人日本ミニチュアシュガー協会代表阿部洋子です。  


キャビネットのリメイクの続きの3回目です。


1回目扉作り

2回目飾りの彫刻作り


3回目はペンキ塗りになります。


ペンキを塗る前は、紙ヤスリで前のペンキを落とします。




これはリメイクする前、紙ヤスリでこすった後の状態です。


完璧には落ちませんでしたが、こすらず塗ると新しく塗ったペンキは落ち易いです…


ペンキを塗っていない木目がそのまま見えるものを塗る時も紙ヤスリでこすってから塗ります。


ペンキの乗りが良くなります。


今回紙ヤスリは120番を使いました。




上の写真は、紙ヤスリを切った後ですが、売っているサイズは22㎝×28㎝の大きさです。


近所のペンキ屋さんをしていたおじさんが、紙ヤスリの使い易い使い方を教えてくださったのでご紹介します。


買ったままの大きさの紙ヤスリが手元になかったので、メモ帳でご説明します。


ザラザラしている面を内側に半分に折り、更に半分に折り、更に半分に折ります。


最後に一ヶ所の辺を切り開くとザラザラの面が出ます。


出したザラザラの面を使い、その面が使えなくなったら、隣の一辺を更に切り開き使っていくと、ザラザラの面がずっと内側になっていて擦れてダメにならないそうです


こすったら塗る前に、ペンキが付いたら困るところ全てにマスキングテープを貼ってから始めます。



アクリル板に貼ってあった紙は、はがさすアクリル板と木の枠の間は綺麗にテープを貼ります。

ペンキは水性塗料、濃いピンクのさくら色と白の2種類を混ぜて塗りました。




本当は混ぜずに塗りたかったのですが、塗ってみたら濃いピンクというのに気付き、白を買って混ぜました。


混ぜた色を使うと、途中で足りなくなった場合、ピンクと白を混ぜて足すことになるので、混ぜる割合が違うと途中から色が変わってしまいます。


初心者の方は混ぜない色で塗る方が失敗な無いと思います。



 ペンキを塗った時、粘度があり塗りづらいようなら水を混ぜます。


水の量は5%以内が良いです。


たくさん水を混ぜると刷毛で塗った時に泡が出やすかったです。



一度塗った後、透けて見えたり刷毛のこすった後が分かっても大丈夫です!



その時は二度塗りをします。

乾かしている間は、一度筆を水で綺麗に洗って乾かしておきます。

筆が固まってしまうと元に戻りません。

乾かす度に洗って綺麗にしておきます。


一度塗りをして、4時間くらい乾かしてから二度塗りをします。


乾かす時間はペンキに書いてあるので、そのペンキに合わせて乾かします


なるべく直射日光に当てずに乾かします。


二度塗りが乾いたら飾りに色を塗りました。



私は、ペンキは三色しか持ってません。


・さくら色(濃いピンク)

・白

・ダークブルー


上の写真のチューリップの濃いピンクがさくら色一色です。




クリーム色やグリーンは、ほんの少ししか使わないのでペンキを買わず、シュガークラフトの色を白いペンキに混ぜて塗りました。


色があせてしまうようなら改めて買って塗れば良いかと思っています。



細かいところに使えるのに"水性ハケ付きタッチ"という便利なペンキがあります。



マニキュアと同じような刷毛が付いているので、細かいところには、これを使いました。

とても便利でした!

今回、私はグリーンなどはシュガークラフトの色を混ぜて塗りましたが、水性タッチはグリーンなどもあるみたいなので、少ししか使わない色はこれを買うと便利ですね。


飾りのペンキが乾いたら最後にニスを塗ります。

ニスは水溶性のニスです。

水を混ぜずそのまま塗ります。

刷毛はペンキと同じ刷毛を使いました。

ニスは1時間くらいで乾きます。

これもニスに書いてあるので、そのニスに合わせて乾かします。

今回色塗りとニス塗りには、飾りの部分もあったので2日間掛かりました。

大変ですが、自分の気に入った色の棚になると思うとワクワクしますね♪

2日間くらいは我慢できます♪

これでやっと組み立てです。


長くなってしまったので、組み立てはまた次回にしますね〜

今日も最後までご覧になってくださってありがとうございました。




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角砂糖アートとは、シュガークラフトの技術をギュッと1.5㎝四方の小さな角砂糖の上に凝縮した、お砂糖でできたミニチュアアートです。