ホール着、18時20分頃。
会場入口で神足茂利選手と会う。
同級生(鈴木稔弘)の応援とのこと。
試合前にスパーもやったらしく、
「キレてますよ、調子いいですよ」
との言葉をもらう。
第1試合の最終ラウンド。
3戦未勝利同士の一戦は、マジョリティで高見洸太(ハッピーボックス)。
苦労して、そして時間をかけてつかんだ初勝利の姿はいつも羨ましい。

しかしどのタイミングで中止になったのか(少なくともパンフを刷る前か)、普通に4回戦が1試合なくなっている。
どの様な事情があるのかは知らないが、試合を組んでいただくのもやっとな元4回戦は、リングに上がることへの責任の軽さに悲しくなる。

2月に対戦し、ドローからの再戦も変わらぬ打ち合い。
3者57−57で再びドロー。

勝負論はない組み合わせ。
デビュー2戦目、まだまだ慎重路線なのか。
対するタイ人、前回の相手よりはやるかな…と思っていたら、ラウンド終了間際の左ボディで悶絶テンカウント。
KOタイム、1R3分6秒。

「これからいろいろ強い選手と戦っていくが全員に勝ちます。誰でもかかってこいです。ユラケンで覚えてください」
と勇ましい中に天然さも感じるコメント。
しかし前回、解説席に座る木村吉光を前に、
「体重調整からしっかりやってきた」
とリング上で言い放ったのは最高でした(笑)


首が細く、ヒョロッとしたタイ人をよく見かけます。
いや何か見覚えあるなと思ったら、昨年11月に大久祐哉(金子)に初回KO負け。

これまでよりやる気はあるのか。
頭を下げるアヌラックに、大湾は何度も右を打ち落とし、最後はロープに詰めての左フックで倒しノーカウントストップ。
TKOタイム、2R1分44秒。

大湾、せっかくのリングインタビューも、声が小さくて聞こえないです。

北と西だけ埋まっている。西は渡邉応援団。
そして相変わらず豪華な志成セコンド陣。

動く渡邉、追う鈴木。
開始からスピーディなパンチの応酬。
その中で渡邉のペース・回転が上がっていくと、巧みに動かす鈴木のガードが追いつかない。
最後は左フック。

担架で退場。痙攣している。大丈夫かと心配になるが控室で意識は取り戻したらしい。

しかし…こんな結末になると思わなかった。
力の差?
日本人と戦って来なかったキャリアの差?

試合前、佐々木尽が豊嶋亮太を初回KOした試合を見ていたという渡邉。

構えた時、向かい合った時、右ストレートが入ると思ったという。
そして同時打ちの左フックを狙っていたとも。

鈴木の怪我で2ヶ月延期されたと聞いたが、その期間が若い渡邉の成長を飛躍的に促したのか。

驚きと、そのコントラストにしばらく声が出ない。

早い決着に、ドームの巨人戦もまだ終わっていない。
たっぷりの呑み時間の話題は9.3。
不利と思えど、しかし比嘉大吾の紡いできた物語にフォーカスされていく。

新規開拓の店だったけど、23時閉店で助かったよ。
いつものとこだったら尽きぬ熱量に間違いなく終電だった。
翌日、ポンコツです。