ホール着、18時半頃。 
ラウンド掲示板を見ると「5ラウンド」の表示。

えっ?5R?4回戦もう全部終わったのか。
 進行早いなと思ったら、1試合減った上に2試合共1ラウンド決着だった。
 伊吹遼平(三迫)見たかったな。

 デビューから2戦連続、中国選手を相手にした高優一郎(横浜光)は、コウ シュンサイを相手に判定勝ち(59−55×2,60−54)。


《福井勝也vsベン・マナンクィル》 
元WBO−AP王者を相手に、体格で上回る福井が左を突いて前に出る。 
しかしその拳は、なんか伸びが足りないな。 

2R、マナンクィルのスイング一発。
リングサイドの白人応援団?が盛り上がる。
マナンクィルはMPプロモーションだったかな。

3R終了間際、福井のボディ連打でマナンクィルがダウン。 
しかしここに至るまで、抱きついてボディ(というか背中近く?)打たれて膝をつくこと数度。
裁定は全てスリップ。
うーん、30年近く前の日本バンタム級タイトルマッチを思い出す。

4R、3度全てボディでダウンを取られたマナンクィルはラウンド終了まで逃げ込んだがギブアップ。
5R開始のゴングに応じなかった。


セミファイナルの前に、8月・9月のダイナミックグローブ出場のチャンピオン達がリングに上った。

三代 
「今日の勝者と戦いたい」
その視界に中大の先輩、保田克也は映っているのか(笑) 
 そして今年のチャンピオンカーニバルの表彰が続く。

《辻本純兵vs長濱陸》
開始から圧をかけ、右で長濱からダウンを奪った辻本が、再開後決めにかかる。
下がりながらも長濱はまだ一発を狙うか。
ニュートラルコーナーへと下がり、それでも振った左フック。
しかし追う辻本の右がカウンターでヒットし、崩れる様に倒れる。ストップ。

長濱、脆いなぁ… 
コロナ直前のクドゥラ戦を生で見た。
素晴らしいボクシングだった。
担架ではなく、車イスに乗って退場する。

《鈴木雅弘vs宇津木秀》
2日続けて素晴らしいタイトルマッチでした。
共にワタナベジムが出場。
18日は重岡銀次朗。
19日は京口紘人がセコンドにつく。

一時期もう忘れられたと思っていたけど、最近やたらと会場に行くので思い出してもらえたかな?
お世話になってた頃より、30キロ近く増えた腹を会長にイジられる。

両者開始からヒートアップ。
宇津木は強烈な右を叩き込み、
鈴木は切れ味鋭い左フックをコンパクトに振る。
初回終了間際の左フック、宇津木効いたのでは?

どちらかというと宇津木の方が熱くなってるかな。
しかし3Rからは距離を取ってペースチェンジ。
コツコツ左を伸ばす。
それでも鈴木の左フック飛んでくると、呼応するように打ち合ってしまうか。

でも宇津木、クールにクールに。
随分精神的に落ち着いた様に見える。

4R終了の途中採点は3者共に39−37で宇津木。

5R、宇津木の左フックカウンター、鈴木効いた!
ロープへ詰め連打。細かく細かく。
上体で何とかかわそうとする鈴木だが、ガードが下がり手が出なくなる。
ストップ!お見事!!
さて三代大訓との元同門対決は実現するかな?