この日のための土曜出勤。

 それでもホール着18時25分頃。 

久々に見た気がする。 

 第2試合の1R途中から。 
「SAGAR」のベルトラインのトランクスにシンパシーを感じる昨年の東日本新人王、佐藤祐(三迫)が、井上稜介(ワンツーS)の奮闘を受け止め、押し切り、再起を飾った。 
58−56と59−55が二人。 

《磯谷大心vs松野晃汰》
 一昨年の東日本新人王決勝の再戦。
 磯谷はその試合から3連敗し、前戦で1年2か月振りの勝利。
 松野はなんとその後勝ってない。
(全日本新人王は不戦勝)
 どちらが浮上するか。 

磯谷のボディストレートが当たってる。 
松野の胸から腹にかけて紅くなっている。
2R1分過ぎ、左突いてオーバー気味の右を決め、ダウンを奪う。 

 終始、左を上下に伸ばす磯谷。 
松野も負けずに踏み込み右アッパーを突き上げる。
4R、左の突き合いで松野が上回り右を打ち込む。
しかし磯谷の左フックがカウンターで打ち抜かれると、松野は2度目のダウンを喫した。

最終回、磯谷は偶然のバッティングで左目上をカットしドクターチェック。
松野は力強い連打で勝負をかける。
磯谷はガード固めて頭を下げての防戦。
2度のダウンも意地を見せた松野だが、磯谷は最後苦しみながらもリベンジを果たした。
57−55と58−54が二人。


《山口仁也vs長嶺竜久》
スーパーフライ級8位とフライ級4位のランカー対決。

初回残り30秒、山口の左から右の返しで長嶺がグラつく。
ラウンド終了直前には山口の左で、長嶺がロープへ吹っ飛んだところでゴング。

2R、体格に勝る山口、細かく前後ステップしながら左ストレート右フックのコンビが度々当たる。
残り30秒、山口の左右に長嶺の足元覚束ない。詰めの連打でダウンを奪った。

3R、山口が強烈な左を上下に決める。
しかし長嶺も負けずに右を合わせる。
残り50秒頃、コーナー際、山口が左を出したところ、長嶺の右カウンター炸裂、ダウンを奪い返した。

4R、山口は距離を取りながら右を突き左を入れるが、長嶺はやっぱり果敢に右を合わす。怖いタイミング。

後半の山口はペースチェンジ。
距離を取って、遠くからパンチを伸ばす。
ヒット、そしてバックステップ。
2発3発までしか打たない。
距離を支配され、無理をしない山口に、長嶺は攻め手がないか。

最終回も距離を取って右を突き、気を見て飛び込み左を打ち込む山口。
白熱のダウン応酬の一戦だったが、山口が二枚腰で、試合の作り方がうまかった。
76−74と77−73が二人。

20時過ぎ、タイトルマッチ2つを残して2月の月間賞表彰。
大観衆を前に表彰されるのは、選手にとっても良いことだろう。
でも22時終了コースかなぁ…

ここから熱い日本タイトルマッチが続く。