いろいろなものが値上がりする中、変わらぬなか卯のはいからうどん290円。
いつからこの値段なのだろう…


ホール着、18時半頃。第2試合の4R途中。
来月39歳になる一道宏(T&T)が、判定で中村駿(ワタナベ)下して、1年2ヶ月振りの再起を勝利で飾った。

しかしちょっと驚いたのは、一階の当日券売場で、リングサイド席のチケットが売り切れだったことだったりする。

第3試合の前に、日韓戦8選手の登場と両国国歌の斉唱。


《中川公弘vs殿本恭平》
2020年12月以来の再戦(殿本の判定勝ち)。
前に出る殿本のパンチが当たる。
決してクリーンヒットとは思えないのだが、中川は効いているのか?動きが良くない。
失礼ながらこれが日本ランク1位では、松本圭佑はタイトルの防衛戦をやるべき相手がいないよな、と思ってしまう。

本当に中川は体調でも悪いのか、全く覇気が感じられない。
このままラウンドが消化されていくのかな…
中川は敗北からの再戦を迎えるにあたり、何の準備をしてきたんだ?
そんな事を考えていた矢先の7R、中川が左フックを引っ掛けダウンを奪った。

しかし最終回も、前に出て細かなパンチを当て続けた殿本が押し切り、返り討ちを果たした。
採点は76−75、77−74、78−73。


《藤中大和vsキム・ジュンス》
但馬ミツロを相手に判定まで粘ったキム。
声を発して必死な形相の藤中に対して、涼しい顔で右オーバーハンドを振るう。
たまに右手を上げるのは、張正九のマネかな?
って知らないか(笑)

2R、キム笑顔のコンビネーション。
最後は左フックで、藤中にテンカウントを聞かす。
KOタイム、2R1分47秒。


《加藤大河vsカン・ドンヨン》
最初から倒す気満々で、打ち気満々に見えた加藤。
左ボディを効かせて、追撃のワンツーで、これまたテンカウント。
KOタイム、1R1分33秒。


しかし来るたびに必ずいるロバート山本博さん。
JBCに就職して芸人を辞めた…わけではないよね?


《金城隼平vsキム・ジヨン》
金城の入場曲は長渕剛。
岩佐亮佑、中谷潤人などボクサーにも好んで使われている。
「ろくなもんじゃねぇ」「乾杯」「とんぼ」の中高時代はよく聞いていたけど、ムキムキになってからはあまり知らない。

サウスポーの金城は追いながら、右を突いて左ストレート、右ボディ。
回が進むと左アッパーも交える。
それでもキムは、足を使って動きながら粘る。

いつ止める?終始攻勢の金城は倒したい。
でもなんか中途半端に感じている。
詰めるわけでもなく、振ってくるキムにカウンターを合わせるでなく。
何か出来そうで出来ない感じ?

キムは最後まで止まらず、フルラウンドをサバイブした。
採点は3者共に60−54のフルマーク。


《左右田泰臣vsチョ・ヨンイ》
歩いて前に出て、左右を振るうチョ。
左右田はよく見て、動きながらパンチを合わすけど、前進続けるチョを止めるまでには至らず、意外と相手の拳がコンタクトする。

テクニックでは上であろう左右田がカウンターを合わすけど、チョの前進手数は止まらない。

イーブンペースで前に出続けるチョを相手に、近づかれると左右田もシンドいか。
距離をキープ出来れば、見映えの良いパンチが打ち込めるのだが。

最終回、それでも変わらず愚直なスタイルを貫くチョに対し、左右田はジャブで立て直し、右ストレート右アッパー連打。
遂にチョの手数を止めて、ストップを呼び込んだ。
TKOタイム、8R2分16秒。


現在の日本王者、出田裕一に勝ったこともあるチョ。
そしてこれまでKO負けのない相手に勝つだけでなく、フィニッシュ出来たことはより大きい。


勝利のリング上、
「39歳のチャンピオンに、36歳の僕が勝って世代交代する」
と宣言した左右田。

「全然世代交代じゃないじゃん」
と心の中でツッコんでいたが、どうやらこれは天然ではなく、狙っていたらしい(笑)