自分の始まりの日。
34年前のこの日も水曜日でした。

いつかこの思いを文章にしたいと思うけど、なかなか難しい。


先週土曜のWBO−APミニマム級王座決定戦。
小林豪己(真正)vs 金谷勇利(金子)

小林、気持ち入っていたなぁ。

昨年5月のホール初登場も現地で観戦した。

直前の予習で見た3試合。
竹田宙戦は右を打ち込み3度倒し、ガノーザ戦、最初のタイトルを取ったリメンツォ戦では、倒したのはボディだけど、素早い左から繋ぐ右のバリエーションが印象に残っていた。

開始から出入りして右を当ててくる金谷に対し、力の入った右を振るう小林を見て、力んでいる様にも見えた。

無理もないよな…とも思ったが、そのパンチの力強さにいつもと違うと感じたのは、やはり見る側の感情が偏っていたのだろうか。

しかし今回は、気合が良い方向にうまく噛み合ったようだ。
クロス気味の右、返しの左フック。
金谷の足は動いているけど、小林の圧力に押され、被弾のたびに浮く感じ?

2R終了間際、左フック。
3Rに右ストレート。
再開後のラッシュ、最後も右。
3度のダウンを奪って試合を終わらせ、そして吠えた。
やはりいつもと違う。

初敗北からの再起戦というだけでも、相当なプレッシャーがあったはず。
様々な重圧を乗り越え、さらなる飛躍となるか。

世界の頂は、アマ時代に敗れた重岡兄弟。