2023年の現地観戦振り返り、後半戦。


■8月5日 後楽園ホール
岩田翔吉vsジェイソン・ブリーリョ

あれだけ御膳立てされた舞台で取れなかった岩田なのに、再起後フィリピンランカー2人をKOしただけで、もう「再挑戦」と言われている。
寺地が4団体統一を目指して君臨する中、どこに挑戦する?
ポテンシャルの高さは理解するけど、再起後の岩田は世界へ向けて、まだ何も証明していないと思う。
下の階級の元王者クアルトを相手に、どんな姿を魅せてくれるか。


■8月8日 後楽園ホール
出田裕一vs中島玲

出田裕一
技術ではない、気持ちで勝つ!

■8月24日 後楽園ホール
木村吉光vsジャスティン・テソロ

木村はABEMAの恋愛リアリティショーに出演していたらしいが、残念ながら集客には結びついていなかったな…

■8月30日 後楽園ホール
井上浩樹vsアブドゥルラスル・イスモリロフ
堤聖也vs増田陸

井上浩樹は8R、自らの殻を破れたのか。
増田から漂う ″大物感″ が印象深かった。
共に2月に迎える次戦に期待。
井上親子へのベルト贈呈式がありました。


■9月2日 後楽園ホール
坂井祥紀vs能嶋宏弥

能嶋は名古屋から出て、ホールでの日本タイトルマッチを選んだことには敬意を表するけど、獲るための何かがなかった印象。


■9月12日 後楽園ホール
石井武志vsリト・ダンテ
中垣龍汰朗vs馬場龍成

メインよりも、ダンテの上手さと敗北から這い上がるアマホープの熱戦に心奪われる。


■9月18日 有明アリーナ
寺地拳四朗vsヘッキー・ブトラー
那須川天心vsルイス・グスマン

世界チャンピオン2人を差し置き、パンフレットを見る限り那須川天心が主役の興行でした。
ボクシングにおける天心らしさとは?
しかしスタイルの変化に多少の賛否はあるが、基本的な部分で寺地の充実は素晴らしい。

■9月28日 後楽園ホール
奈良井翼vsそれいけ太一

柳光さんの側に宮田さんがいる。
その光景が90年代の五反田のジム生にとって感慨深い。
当時の自分の担当トレーナーは飯田さんだったのですが。


■10月7日 後楽園ホール
竹迫司登vsマ・ウーヒョン

次女の運動会終わりに駆けつける。
しかし竹迫、よく喋るようになったなぁ。


■10月10日 後楽園ホール
佐川遼vs福井貫太

最終回の勝負どころで、見事に勝負をかけた福井の心意気が感動的だった。
メインは永田大士。
勝利の永タイガーポーズ。

■10月12日 有明アリーナ
石澤開vsビンス・パラス
栗原慶太vsフローイラン・サルダール
ジュンリエル・カシメロvs小國以載

小國、その先が見たかった。
栗原はまさかの結末だったが、1月再戦?
パラスのキャラはいい(笑)


■11月3日 後楽園ホール
東日本新人王決勝戦

前売券完売に、久々にバルコニー開放。
須藤(SB)牧田(Fe)下村(SFe)のKO劇は凄かった。

■11月4日 後楽園ホール
飯村樹輝弥vs村上勝也

得意のジャブを封じられたが、村上は自らのスタイルを捨ててでも戦い切った。


■11月7日 後楽園ホール
木村天汰郎vs中西寛多郎

4年前、新人王対抗戦を現地で見た。
(中西のドロー勝者扱い)
好選手と思っただけに、中西のその後のキャリアは残念で勿体なく思う。


■11月22日 後楽園ホール
金子佳樹vsイニヤン・カナン

戦後初の東洋王者である金子繁治さんの孫。
勝ち進んでいけば輪島功一三世、磯谷大心との対決はあるか?


■12月2日 後楽園ホール
梶颯vs篠田将人

なぜか気になる梶の、タイトルマッチ連敗からの再起戦。
個人の感情に反して周りの反応は…


■12月3日 カルッツかわさき
伊佐春輔vsウィサヌポン・クロットヌアム

5年9ヶ月振りのカルッツ。
伊佐は倒したい気持ちが強過ぎたかな。
でも一番印象に残ったのは第1試合の遠藤龍匠だった。


■12月12日 後楽園ホール
ルオ・チュンハオvs永田丈晶
藤田炎村vs関根翔馬

最近の中国勢は本当に怖い。
永田は自らのスタイルを見直し途中だったか。
アンダードックの関根だったけど、傍観者には出し切った敗北に見えた。


■12月13日 後楽園ホール
薮崎賢人vs馬場龍成

全日本王者から鳴り物入りでプロ転向。
早い挫折と試合枯れを乗り越えた前戦を見て、また来ようと思いました。

■12月23日 後楽園ホール
全日本新人王決定戦

中部の躍進。現地でデビュー戦を見た坂井涼と武藤涼太の全日本新人王、三賞受賞は喜ばしい。

■12月26日 有明アリーナ
井上尚弥vsマーロン・タパレス

この一戦が4団体の統一戦であることを忘れてしまう程に、終わってみれば圧倒的だった井上尚弥。

■12月31日 大田区総合体育館
井岡一翔vsホスベル・ペレス

さて井岡一翔のモチベーションはどこへ向かう?


昨年の現地参戦は40回(+1EX)。
いろいろな追い風があって恵まれていたけど、息子が中学に上がって土日に出やすくなったのが大きいかなぁ。

家族との帰省込みの名古屋遠征を除くと、2022年の土日は、前年度の全日本新人王決定戦とゴロフキンvs村田諒太さんの2回だけだったのが、2023年は16回!
そりゃ回数伸びるな。
家族の理解に感謝です。

今年の初陣はいつになるか。

家族の理解を得ながら、今年も少しでも多く向かいたい。