*✩‧₊˚これまでの臨時休校に向けた保健室と学校の対応*✩‧₊˚ | 腐でROCKな養護教諭〜♀♀のBLふうふです〜

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Bの私とLかもしれないパートナーなのでBLふうふ。
2017年10月に横浜で挙式→新築マンションを購入しました”

※夜に書いたブログを翌日にアップ作業だけすることがあり、日中更新のときがあります。
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新型コロナウィルス…流行の兆しをひしひし感じながら、毎日変わる対応に翻弄される学校現場学校

毎日に近い頻度で、近隣を中心に小中学校の養護教諭と情報交換PC
こういうとき、チャットみたいな機能あればいいのに、学校って本当アナログ…ツライえーん
 
2月中旬から、感染対策について校内で話し合う会議が増えました。
何せ、感染者数の報道が加熱していた地域だったため…ガーン
私はこの会議のメンバーではありませんが、学校長から「感染症対策で必要なこととか、抜けがあるかもしれないから先生も出席して」との声。
こういうとき、養護教諭の専門性を上手く使ってくれる管理職ってありがたいし嬉しいですね。
 
卒業式花束に向けた対応も、教委からの指示をもとにですが、具体的に考えていました。
 
本当は、いつも通り気持ち良く送らせてあげたい。それが全先生方の嘘偽りない思いです。(ただ、挨拶無しなどの短縮には大賛成)
 
でも、私たちも教委な決定を100%無視することはできず、
・来賓の出席は無し。
・保護者は、マスクを着用し、受付の際にアルコール消毒をする。
・保護者席と卒業生席は、間隔を開けて座る。
・歌や呼びかけはやらない。
・体育館は常時換気。
・マスクを着用する。
・短時間で進行できるよう、挨拶関係は無し。証書授与は代表者に渡す。
 
という短縮バージョンを設定。
 
また、この時点での保健室(学校生活)での対応は、まだインフルエンザの流行シーズン真っ只中だったこともあり、インフルエンザ対応と同じ内容(微熱があれば早退・咳や熱っぽさ、寒気の訴えが朝の健康観察であったら、保健室で検温等々)+自宅での朝の検温の要請としていました。臨時の保健だよりも発行・HPに掲載したり、もちろん、手洗いうがい徹底させ、自発的に手洗いしたくなるような掲示物もペタペタ…(手洗い実験した実際の写真)
 
…なんか、10年前の新型インフルエンザが大流行したときのことを思い出します。あのときは、保健室の一日来室者数が70名を超えたり、イベントや式関係は全員に消毒したり、毎朝どこかしらの教室へ行って生徒の検温したりと、文字通り目が回る毎日が半年近く続いたものです…。
 
 
 
しかし、1週間もしたら臨時休校の速報。
 
 
びっくり「え!?そんな兆候、校長も話してなかったのに!?
 
 
私もテレビで見て知ったのでホント寝耳に水状態ハッ
翌朝出勤すると、先生方もテレビで知ったとのこと。
 
キョロキョロ「こんな風に決まっちゃうものなんですね…。昨夜電話とか掛かって来ませんでしたか??
照れ「あー、うんー、だからねー、すぐ学校の電話を留守電に設定したのぉー」
 
 

さすがかよ。

 
 
 
もちろん開かれた、臨時主任運営会議。
前述の通り感染者数が増加している地域だったせいか、臨時休校は速報通りの日程でスタートすることと、卒業式の延期が教委により決定していました。
 
気になるのは、家庭が虐待の環境下におかれている子どもたちの生活。
 
あってはならないことですが、残念ながら、安定的にご飯が食べられない・安心して勉強できないといった、家庭の安全が保障されていない家が存在します。
そんな子どもたちはどうなってしまうのだろう…。
この時点で金曜日ハッ
本当は考えなきゃいけないのに、実態をおいて話だけが進んでいきます。
実態を把握している子には、こども食堂の案内や声掛けはしましたが…今も心配でたまりません。
 
時間がない中、臨時休校中の授業の扱いや生活の仕方を、放送で伝えることが決まりました。もちろん、私からも生徒たちに話す時間をいただくことに…。
 
養護教諭って、普段大勢の前で話すことや放送することもないから、すごい緊張すると思うんですけど、他の皆さんどうです…??
緊張しながらも、生徒たちにちゃんと伝わってほしいなーと思って、保健だよりをカラー拡大して映してもらうことにしたので、ほとんど顔が映らなくて済んでホッとしたのは内緒照れ
 
生徒たちに伝えたことは
・新型コロナウイルスとは(症状・感染した場合に辿る経過)
・休校中の過ごし方(手洗いの方法・自宅での検温と記録のお願い・なぜ検温と記録が必要なのか・不要不急の外出はしない)
・新型コロナウイルスの感染が疑われたときの手順
・不要不急の外出と必要な外出の違い(体を動かす時間も必要なこと)
・室内での過ごし方のポイント(情報ばかり取り入れると疲れちゃうよ、とか)
 
と、書き出してみるとたくさん話した感がありますが、話した時間は6分くらいでした中々ない経験だったので、変な言い方かもしれませんが、せっかくなので楽しんで放送させていただいた感があります流れ星
 
先生方も何かを察していたのか、履修が必要なところはほとんど終わらせてはいたみたいで、家庭学習用のプリントも用意が早かったです。
こういうとき、オンライン授業とか出来れば良いのに…ガーンデジタル化の遅い学校の弱みが露呈しています。私がデジタル人間ってこともあると思いますが、デジタル化進んでくれ…。なんかよく分からんバカ高いタブレットいらんから、職員含めIpadくれ…。
 
 
 
そうして、ピタリといなくなる生徒たち。
 
 
 
 
最初の3日間ほどは、捗る事務処理に喜ぶ先生キラキラもいましたが、丸1日PCPCに向かうのがツラくなり、今じゃ重いため息も聞こえてきますタラー
生徒から電話が掛かってくると、心なしかちょっと嬉しそう。
もちろん職員室でも換気や加湿、人によってはデスク周辺の消毒を徹底し、合間に運動しにいくなど、先生方も健康管理に努めています。
 
卒業式や入学式はまだ未定ですが、再開したときの対策も考え始めています。
生徒のストレスも大きかったと思うので、心のケアや校内の感染症対策について、大きな災害を経験した学校の対応を参考に勉強しています。
 
 
保護者の方も、こんな事態になって急な対応に追われ、本当にご苦労が多く、今も大変だと思います。本当に申し訳ないって、休校が決まったときは頭を悩ませました。
正直、国の方針もブレブレなので、私たち現場の人間も振り回されていますタラー
一日でも早く、日常が戻ってほしいと願うばかりです。
早く生徒に会いたいなあ。