有り難い事に、出張がてらの しゅが散歩 も様々な場所へ

 

行く先も決まりきっていても、その地で少しだけ道草して来たなぁ~

 

 

ブログを始める前は、とんぼ返りの旅も散歩が楽しみになって

 

不思議な事に、寺社仏閣を訪ね歩くようにもなり

 

 

今日はお盆の真っ只中、記事的には圧倒的に神社詣りが多い中で

 

京都の東山区の天台宗妙法院の境外仏堂、通称「三十三間堂」

 

 

「三十三間堂」は、第77代白河天皇が上皇として院政するためにその御所として創建

 

「普門閣」より入場し、本堂への参拝者の玄関口「参進閣」へ

 

 

1960年に建てられた旧 参進閣が老朽化した為新築された

 

 

 

後白河上皇の院御所「法住寺殿」に関する石碑、ここ三十三間堂敷地内の「法住寺殿址」

 

 

お池から振り返ると一直線に佇む重厚な「三十三間堂」の姿

 

地上約16メートル、奥行き約22メートル、南北約120メートルの長大お堂

 

 

高い基壇の上に宝篋印塔が建立された「写経奉納塔」

 

写経奉納塔の南側に「法然塔」と称される「南無阿弥陀仏」と刻した名号石

 

 

 

本堂と対照的な艶やかな色合いの回廊塀と東大門が美しいコントラストを演出

 

 

 

ひとりの堂僧が夢のお告げにより発見したという霊泉 手水舎と井戸「夜泣泉」

 

 

龍神か咥え持つ「鐘楼」

 

 

秀吉がこだわり築造した築地塀

 

 

十三間堂の三十三間とは柱と柱の間が33あるという意味

 
 33という数は観音信仰と深く関係し、観音様は救いを求める衆生の前に33の姿形に変化し現われるとされており


この三十三間堂もその数にあやかっている

 

 

 


唯一無二な横長な堂の中には、鈍い黄金色の数百体におよぶ観音像により荘厳されている
 


そして中央に置かれし国宝千手観音の他、風神雷神、二十八部衆立像等の国宝仏

 

一段と鋭い眼で辺りを睥睨するかのよう

 

 

 

本堂西側には、板張りの長い廊下が設えられ毎年、正月の風物詩でもある「通し矢」が繰り広げられる

 

 

「久勢稲荷大明神」

 

 

 

三十三間堂の鎮守社

 

 

 

 

 

一周して「西門」まで戻り、いよいよ本堂へ ~ お堂内撮影は禁止なので案内ボードからの光景で

 


本堂の中に入ると、中央に本尊である国宝「千手観音座像」


その両側には各10段、50列、計500体の「十一面千手千眼観世音」が並ぶ

 

1001体もの千手観音立像が立ち並ぶ姿は圧巻

 

 

しかしながら荘厳・圧巻と言うのは、余りに表現力に乏しく

 

浮世とはかけ離れた言い表せない空気感が漂う!

 

 

本堂は入母屋造、本茅葺、総檜造の平安時代の建物


1249年に焼失するも鎌倉時代に、後嵯峨上皇によって1266年に再建

 

 

三十三間堂はその時代時々の権力者の信仰を集め、室町時代には足利義教によって修復も行われた

 

中尊・千体仏の整備を行ったのも足利義教

 

武運長久大祈念に ・・・ またご参拝したい尊き「蓮華王院」