⑬眠り猫・坂下門⛩️日光東照宮 | 雨 風 呂

⑬眠り猫・坂下門⛩️日光東照宮

ブックマーク★レトロ系建物2






【2022-02-20】陽明門の袖塀である廻廊は東側まで続き、東の門である坂下門まで続いています。
その坂下門近くの廻廊には日光東照宮の彫刻の中で、
三猿に匹敵する有名な彫刻の眠り猫(国宝)があります。
この彫刻は⑨東西廻廊⛩️日光東照宮の時に説明した蟇股の彫刻です。
(屋根の重みを分散して梁に伝える為、柱と柱の間に取り付けられている部材です。)
何十個もある蟇股の彫刻の中でどうしてこの眠り猫の彫刻が注目されるのでしょう。
眠り猫の彫刻単体での解釈もありますがそれはきっと的外れな物です。
何故なら眠り猫の意味は裏側にある雀の彫刻無しには成り立たないからです。
猫が起きていれば雀は食べられてしまいますが、
猫が居眠りしていれば雀は共存していけます。
天敵である猫が眠っている時にスズメが安心して暮らせる、
「弱い者も安心して過ごせる争いの無い平和な世の中」である事を意味しています。







東側の廻廊を抜けるとすぐ石垣の間に坂下門が見えます。
この門を潜り石畳の坂と石段約200段登ると家康公の御墓所奥宮があります。
この先の家康公の御霊が奉安される奥宮は最重要の霊域として、
将軍が社参した際にのみ開扉され、他の者は入る事を許さず
普段はこの坂下門の扉が閉扉されていました。
その事から坂下門は「開かずの門」と呼ばれていました。



2015