西日本ジェイアールバス 園福線廃止~21 | 菅沼天虎の紙屑談義

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交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

西日本ジェイアールバス「園福線」廃止の21回目です。

 

今回からバス区間と鉄道苦寒の通しの乗車券を幾つかご紹介いたします。

 

昭和44年6月に園部宮町駅で発行されました、「園部宮町から 京都ゆき」の乗車券です。

 

 

当時、列車区間の乗車券の有効日数は、営業キロ30キロまでが「発売当日限り有効」で「下車前途無効」とされ、園部~京都間の鉄道区間の営業キロは34.2キロで「発売日共2日間有効」となり、自動車線と鉄道線の通しの乗車券の場合は全区間の営業キロが30キロを越える場合は、鉄道区間の有効日数+1日とされましたので、鉄道区間の有効日数2日+1日の「発売日共3日間有効」となっています。

 

 

 

 

 

裏面です。

 

 

当時の園部宮町~園部間には途中下車指定駅は無かったようで、「自動車線内下車前途無効」となっています。

 

 

 

 

 

こちらは昭和46年3月に発行されました、同じ区間の乗車券です。

 

 

運賃は変わりませんが、「発売当日限り有効」で「下車前途無効」のB型券に変わっています。

 

昭和44年11月15日の旅客営業規則の改訂で、営業キロ50キロまでが「発売当日限り有効」で「下車前途無効」となり、鉄道区間の有効日数+1日となるのも全区間の営業キロが50キロを越える場合に変わり、園部宮町~京都間の営業キロは50kmを越えませんので「発売当日限り有効」で「下車前途無効」となり、全区間の営業キロも50キロを越えないため有効日数+1日ともならず、この区間は規則改訂前の「発売日共3日間有効」から有効期間が2日間減る事となりました。