西日本ジェイアールバス「園福線」廃止の8回目です。
昭和33年11月に菟原(うばら)駅で発行されました、「菟原から 丹波大身ゆき」の乗車券です。
この区間も、昭和33年10月1日に「通用発売当日限り」で「下車前途無効」に変わった区間と考えられますが、先のエントリでご紹介いたしました「須知」や「丹波梅田」の券のように矢印式では無く、一般式のB型券となっています。
「菟原」は福知山市の東端に近く、「園福線」の運行本数が多かった時代は福知山からの区間便の折り返し地点で、かつては菟原から県境を越えて兵庫県となる「草山」への支線がありましたが、昭和36年7月15日に廃止となっています。
「園福線」廃止後は、園部側の代替バスを運行する「中京交通」のバスは、朝夕の一部の通学便を除いて桧山~菟原間の運行となり、福知山側の代替バスを運行する「京都交通」のバスは福知山~丹波大身間の運行となったため、桧山方面と福知山方面を直通運転するバスは無くなり、丹波大身~菟原間のバス停で乗り換えが必要となりました。