越前東郷から 福井ゆき | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和59年3月に越美北線の越前東郷駅で発行されました、「越前東郷から 福井ゆき」の常備片道乗車券です。

 

 

名古屋印刷調製の券となります。

 

越前東郷駅は越美北線の数少ない有人駅の1つでしたが、この乗車券が発売された翌日の昭和59年4月1日から無人化されています。

 

昭和59年4月20日に国鉄の運賃改訂が行われ、この改訂から金沢鉄道管理局の近距離区間の乗車券は原則として金額式乗車券に変わりますが、この時点で越前東郷駅は既に無人化されてしまっていたため、越前東郷からの金額式乗車券は発売されなかったものと思われます。