十和田観光電鉄 十和田市駅発行 急行券 三沢→50kmまで | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和59年3月に十和田観光電鉄線の十和田市駅で発行されました、「三沢→50kmまで」の普通急行券です。

 

 

国鉄仙台印刷調製の券となります。

 

社線と国鉄線の接続駅などからの国鉄線の普通急行券を委託発売を行う社線は、かつては広く存在いたしましたが、普通急行券に50kmまでの料金帯が全国的に設定された昭和57年4月20日の国鉄の制度改正時点では大幅に減少しており、50kmまでの国鉄線の普通急行券が発売された社線は余り多くなく、十和田観光電鉄は遅くまで国鉄線の普通急行券の委託発売が行われた社線の1つでした。

 

平成22年12月4日に東北新幹線の八戸~新青森間の開業により、接続駅の三沢駅を含む東北本線の八戸~青森間は「青い森鉄道」へ移管され、発行箇所の十和田市駅も平成24年4月1日に十和田観光電鉄線の廃止により廃駅となっています。