両国駅発行 東京都区内から 蘇我ゆき/蘇我から 両国ゆき 常備連続乗車券 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和42年5月に総武本線両国駅で発行されました、「東京都区内から 蘇我ゆき/蘇我から 両国ゆき」の常備連続乗車券です。

 

 

東京印刷調製の軟券となります。

 

右側の第1券片は東京都区内から誉田、館山経由で房総半島を一周して蘇我まで、左側の第2券片で蘇我から両国まで戻る乗車券で、券番は結構進んでおり、当時は房総方面への優等列車の始発駅であった両国駅では、房総半島を一周する乗車券の発売需要が多かったものと思われます。

 

この乗車券は鉄道のみを利用して房総半島を一周する乗車券ですが、この他に両国駅では、印刷見本券ではありますが拙ブログの2007年2月14日のエントリ「自動車線を経由する常備連続乗車券」でご紹介いたしました、千倉~館山間で自動車線を経由する房総半島一周の常備連続乗車券も設備されていたのかも知れません。