東武鉄道 優待乗車證 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和51年5月に発行されました、東武鉄道の「浅草から 東武日光ゆき」の優待乗車證です。

 

 

TRC/とぶてつ黄地紋のB型硬券で、赤文字で「優待」の印刷があります。

 

有効区間は記入式で、「通用発行日共4日間」となりますが、当時の東武鉄道の営業規則では片道乗車券の有効期間が2日間となる区間が存在しておりましたので、往路用と復路用の優待乗車證を発行して往復乗車する場合を考慮して、2日間有効の片道乗車券の2倍の4日間としたのかも知れません。

 

この優待乗車證の「證」には旧字体の活字が用いられており、有効期間も「通用発行日共・・・」の古い文言が用いられておりますので、発行は昭和51年となりますが、古い時代に調製された優待乗車證なのかも知れません。

 

 

 

 

 

裏面です。

 

 

社名の「東武鉄道」のみが印刷され、使用時の注記事項等の印刷はありません。