本年も常磐線偕楽園駅への臨時停車が開始されました。
例年ですと「水戸の梅まつり」開催期間に合わせて臨時停車が行なわれるのですが、今年は茨城県の緊急事態宣言により開催日が延期され、臨時停車は当初の予定通りに開始されたものの、「梅まつり」は緊急事態宣言が解除後の3月1日から3月31日の開催となりました。
偕楽園駅には営業キロが設定されていないため、営業キロが設定された外方の駅までの運賃が適用されますので、SuicaなどのICカードでの乗降には特殊な取り扱いがあり、昨年の状況は、拙ブログの2020年3月25日のエントリ「偕楽園臨時駅 精算済証明書 2020年版」で触れておりますが、今年からはICカードの取り扱いに変更がありました。
昨年までは、ICカードでの偕楽園駅下車の場合、出場用の簡易改札機(水戸駅出場)にタッチして水戸駅までの運賃を収受の上で「精算済証明書」を交付し、この「精算済証明書」で偕楽園~水戸間の乗車が可能であったのですが、今年からは簡易改札機を「水戸駅出場」と「赤塚駅出場」、「赤塚駅入場」と「水戸駅入場」の4つに分けて、該当する簡易改札機にタッチする方式となり、「精算済証明書」は無くなりました。
偕楽園駅改札を出た突き当たりに設置された掲示で、下に今年からのICカードの取り扱いに関する掲示があります。
下の掲示の拡大です。
土浦・東京方面は「水戸入場」、水戸駅下車と勝田・いわき方面は「赤塚入場」となり、それぞれの入場用簡易改札機にタッチする事になりました。
偕楽園駅の改札口です。
左側の「◯4」が「赤塚」入場用の簡易改札機、その右側が「◯2」が「水戸」入場用の簡易改札機となり、出場用の簡易改札機も「◯1」が「水戸」出場用、「◯3」が「赤塚」出場用(水戸および水戸以北から赤塚駅で折り返し)の2つに分けられています。
上の画像の左側にも写っておりますが、偕楽園駅には今年から「乗車駅証明書発行機」が設置されました。
「乗車駅証明書発行機」で発行された、偕楽園駅の「乗車駅証明書」です。
サーマル印刷の良く見られる様式ですが、ちゃんと「(臨)偕楽園駅」となっています。
昨年までは、「乗車駅証明書発行機」の後ろの塞がれた窓口で、車発機により乗車券類の発売が行なわれていたのですが、今年から偕楽園駅では乗車券の発売は行なわなくなり、ICカードでの乗車以外は「乗車駅証明書」を取って着駅または車内で精算するように変わりました。