昭和44年3月に関西汽船の別府港で発行されました、「別府港から 東京都区内ゆき」の乗車券です。
かんさいきせん青地紋券となります。
神戸港~神戸駅接続の国鉄線連絡乗車券で、当時の関西汽船は国鉄線との連絡運輸を広範に行っており、関西汽船航路を介した本州~四国・九州間の通過連絡運輸や、四国周遊券や九州周遊券の途中経路の選択肢にも含まれておりました。
この券の発駅の「別府港」は九州は大分県の別府港となりますが、当時は兵庫県の別府鉄道にも「別府港駅」が存在し、こちらは表記は同じであっても読みは「べふこう」と異なっていたのですが、別府鉄道も国鉄線との連絡運輸を行っておりましたから、当時は国鉄線との連絡運輸取扱駅に「別府港」と表記する駅が2つ存在しておりました。