伊予宮野下駅発行 連絡船グリーン券 (讃)高松→宇野 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和46年7月に宇和島線(当時)の伊予宮野下駅で発行されました、「(讃)高松→宇野」の連絡船グリーン券です。

 

 

高松印刷調製の券となります。

 

宇高航路用の常備券となりますが、区間は記入式となっており、これは同じ券で「宇野→(讃)高松」の復路用の券も発売出来るようにしたためと考えられます。

 

 

 

 

 

券番は0037となります。

 

 

等級制が廃止されてグリーン料金の制度が開始されたのは昭和44年5月で、この券の発行日は制度開始から2年以上が経過しておりますが、あまり売れ行きの良い券では無かったように見受けられます。

 

当時の四国管内では、多数の駅で宇高航路用の連絡船グリーン券を設備していたものと思われますが、発売需要の多い駅では区間が印刷された券、少ない駅では今回図示いたしましたような記入式の券を設備していたものと推察されます。