大垣から 大阪市内ゆき 学割用常備券 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和29年に東海道本線大垣駅で発行されました、「大垣から 大阪市内ゆき」の学割用の常備券です。

 

 

名古屋印刷調製の券となります。

 

当時の規則では、「大阪市内」の適用は大阪駅からの営業キロが101km以上の駅とされておりましたので、大阪までの営業キロが146.4kmとなる大垣も「大阪市内」の適用を受けましたが、昭和32年4月1日の規則改訂で適用が151km以上に変更されたため、「大阪市内」の適用から外れています。

 

券面記載事項は、「発」、「売」、「駅」など全て新字体の活字となっておりますが、学割を表す「」の赤文字だけ旧字体の活字が用いられています。