ていとこうそくどこうつうえいだん緑地紋券で、窓口端末で発行された券と推察されます。
東京都区内着の乗車券を所持する旅客が、西日暮里駅にて地下鉄千代田線経由でJR常磐線松戸までの区間変更を申し出た際に発行された券で、東京都区内着の乗車券を西日暮里で下車前途無効とせずに、北千住~金町間の東京都区内のゾーン内は有効として取り扱い、収受区間は西日暮里→北千住の地下鉄運賃160円と、東京都区内のゾーンを外れる金町→松戸のJR東日本線運賃の160円を合算した320円となっています。
このような区間変更の取り扱いは、地下鉄千代田線がJR常磐線と相互直通運転を行っているため、連絡運輸関係の規程にかかわらず、部内通達等により便宜的に行われているものと思われますが、先に申しましたように変更区間のうち北千住~金町間は、東京都区内着の原乗車券を有効として取り扱っているため、社線様式の券ながら発駅は「都区内から」と記載される特異な券となっています。