交通営団 区間変更券 都区内から 千代田線経由東日本線 金町→160円区間 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

平成10年に帝都高速度交通営団(当時)西日暮里駅で発行されました、「都区内から 千代田線経由東日本線 金町→160円区間」の区間変更券です。



ていとこうそくどこうつうえいだん緑地紋券で、窓口端末で発行された券と推察されます。

東京都区内着の乗車券を所持する旅客が、西日暮里駅にて地下鉄千代田線経由でJR常磐線松戸までの区間変更を申し出た際に発行された券で、東京都区内着の乗車券を西日暮里で下車前途無効とせずに、北千住~金町間の東京都区内のゾーン内は有効として取り扱い、収受区間は西日暮里→北千住の地下鉄運賃160円と、東京都区内のゾーンを外れる金町→松戸のJR東日本線運賃の160円を合算した320円となっています。

このような区間変更の取り扱いは、地下鉄千代田線がJR常磐線と相互直通運転を行っているため、連絡運輸関係の規程にかかわらず、部内通達等により便宜的に行われているものと思われますが、先に申しましたように変更区間のうち北千住~金町間は、東京都区内着の原乗車券を有効として取り扱っているため、社線様式の券ながら発駅は「都区内から」と記載される特異な券となっています。