根室本線 赤平駅 常備軟券 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

根室本線の赤平駅です。



現在の駅舎は平成11年に建て替えられたもので、「赤平市交流センターみらい」と合築となっています。





赤平駅はマルス端末の設置された業務委託駅でしたが、本年3月26日のダイヤ改正で無人化されて赤平市が受託する簡易委託駅となり、マルス端末の使用が停止され、3月28日から常備軟券と補充券で乗車券類の発売が行われるようになりました。







赤平駅発行の常備軟券です。














常備軟券が設備されたのは片道の普通乗車券が7種類で、「赤平→新千歳空港」は2日間有効の青地紋券となり、これ以外の区間の乗車券は出札補充券での発売となります。





自由席特急券も、滝川駅乗車の常備軟券が2種類設備されました。




このような様式の自由席特急券は、従来は石勝線占冠駅のみに設備されておりましたが、発売箇所が増えた事になり、上記の区間以外の自由席特急券と指定席券類は料金補充券による発行となります。


普通入場券以外の硬券が無くなった後、JR北海道の簡易委託駅で発行される乗車券類は、「常備軟券」、「出札・料金補充券」、「マルスの総合販売システムからの前出し券」の何れかであり、他のJR各社のように簡易委託駅の窓口にPOS端末等の発券機器が設置されている例は見ておりませんが、昨年は拙ブログの2015年10月30日のエントリでご紹介いたしました、「札沼線石狩月形駅 」の常備軟券口座の縮小、2016年2月11日のエントリでご紹介いたしました「室蘭本線 鷲別駅 常備軟券 」の無人化による発売中止が行われており、JR北海道でも常備軟券の発売は縮小傾向にあるものと個人的には思っていただけに、簡易委託化によってマルス券から常備軟券に切り替わるとは全く予想しておらず、今回の常備軟券の新規発売には驚きました。