札幌印刷調製のA型券となります。
当時の札幌印刷の特急券の常備券にはA型券が多く見られ、立席特急券についてもA型の常備券が存在しておりました。
当時の「おおぞら3号」は全車指定席で、指定席が満席の場合には立席特急券が発売され、この券は乗継割引用の券となりますので、青函航路を介して本州方面へ向かう旅客に対して発売された券と推察され、上りの特急「おおぞら3号」は函館で青函連絡船深夜便の2便に接続し、青森からは上野ゆきの特急「みちのく号」と「はつかり1号」、大阪ゆきの特急「白鳥号」に接続しておりました。