昭和５４年に発行されました、江ノ島鎌倉観光(現、江ノ島電鉄)の「長谷⇔東京山手線内」の国鉄連絡となる常備片道乗車券です。
ＪＰＲてつどう橙地紋のＢ型券となります。
券面スペースの都合からか、着駅の「東京山手線内」がポイントの小さい活字で組版されており、これに合わせて発駅の「長谷」も小さい活字となっています。
東京山手線内着となる社線発の硬券乗車券で、発売当日限り有効のＢ型券となる例は意外と少なく、江ノ島鎌倉観光以外では、小田急電鉄の藤沢接続、関東鉄道の佐貫接続、筑波鉄道の土浦接続などの例しか思い当たりません。
いずれの例も昭和５５年４月２０日の国鉄制度改訂によって、東京山手線内の適用除外となって発売当日限り有効となる東京山手線内着の乗車券は消滅し、ＪＲとなってから東京近郊区間のエリア拡大によって、発売当日限り有効となる東京山手線内着の乗車券が復活いたしますが、自動改札機の普及によって、ＪＲだけでなく社線からの連絡乗車券においても、硬券での発売例はありません。