名古屋鉄道 ディーゼル特急券 | 菅沼天虎の紙屑談義

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交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

名古屋鉄道の「ディーゼル特急券」です。


 

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なごやてつどう橙地紋のA型券となります。

 

区間は発行駅の東岡崎から豊橋までで、「ディーゼル」とは国鉄高山本線直通運転用の気動車であった名鉄キハ8000系気動車を指し、この券は、高山本線直通の「たかやま号」(当時、後に北アルプス号に改称)の間合い運用で、名鉄線内で運転されていた特急列車に対して発行された特急券です。

 

料金の下には「ディーゼル 号列車1乗車に限り有効」と記載され、タイトルの「ディーゼル特急券」共々、車両の動力方式が券面表記に反映されているのは、SLなどの臨時列車を除きますと、定期列車としては唯一の例ではないかと思われます。