一宮市で工事中の新築住宅。

現在、建物の内部では、大工さんが3人掛かりで造作工事を進めています。
こちらの大工さんは、脚立に乗り、和室の天井裏に頭を入れて何やら作業中。

 

 

実はこれ、「敷目板張り」という、天井の板張りの作業をしているところ。

敷目板張りとは目透し天井とも言い、格天井や竿縁天井などと同様、和風の伝統的な天井仕上げのひとつで、天井板同士の継ぎ目に目地に取り、裏側から幅の狭い板(敷目板)で接合する張り方です。


目透し天井(敷目板張り)

そのため、天井裏には施工するための十分な高さが必要です。

ところが、この和室は、天井裏に断熱材を敷き込んでから気密シートでラッピングしなければならず、天井板の施工ができません。
すると、「断熱材は高い位置に敷き込みましたから大丈夫ですよ。」と監督さん。

 


難なく問題をクリアして、黙々と作業する大工さん。

 

 

大工さんの手仕事が光ります。