愛知県一宮市の設計事務所
菅野企画設計の鈴木です(*^^)
JSCA関西が主催する
「木造軸組工法の新しい耐震設計法がマスターできる実務講習会」
に同僚の中村と参加してきました。
伝統構法の構造解析に最も適している「限界耐力計算」の概要を学び・・・
その応用例として、東大寺大仏殿廻廊の耐震補強工事の説明と・・・
興味深い話を聞くことができました。
▲東大寺廻廊の耐震補強概略図
東大寺廻廊の柱に取り付けた耐震リングは数百個にも及び、
それでも耐震力が不足する部分には、壁の中にも埋め込んだとか。
そして補強部分は、美観を損ねない工夫をしたそうですが・・
「補強した箇所に、目印をつけるように要請されました」と講師の方が言っていました。
これからも何百年と残すべき建物なので、将来、補修や改修工事が行われるときのために、
どこをいつ、どのように直したのかがわかるようにする必要があるのです。
機を見て、現地で確認したいと思います
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寺院建築の設計 : 菅野企画設計
伝統構法で快適な生活を実現:古民家再生
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