古民家をどうやって残すのか?

 

先ずは現況調査そして、耐震診断。

「昭和56年以前に建てられた住宅なら、行政が無料でやってくれるんでしょ」

しかし・・・無料の耐震診断では、土壁の粘りを全くといっていいほど評価しません。

 

無料の耐震診断に基づいて補強するとなると・・・

コンクリートで基礎を造って、筋交いで補強するのが一般的です。

 

土壁の耐震力は「柔よく剛を制す」、つまり、変形しながら地震力を受け流します。それに反して筋交いは「力には力で」方式で地震に耐えます。

 

土壁が柔構造なら、筋交いは剛構造。全く違う構造なのです。

 

できれば、古民家は、土壁の粘りを利用した耐震補強をしてあげたい。しかし・・・残念ながら全ての古民家ができるわけではありません。

 

25万円はかかりますが、古民家の特性を踏まえた耐震診断をお薦めしています。

 

もし、土壁の粘りを利用した耐震補強が可能なら、筋交いによる耐震補強より、工事費を低く抑えることが可能です。

 

 

菅野企画設計は愛知県一宮市の設計事務所です。

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