精神科医として圧巻の動画を紹介します。人間関係が苦手という人、本当に多いです。しかもものすごい勢いで増えている。このままだと10年後、精神科は診察時間1分になっているかもしれません。そうならないようにするための処方箋のひとつが今回の動画です。最低10回は繰り返しご覧ください。そして今日からすぐ実践してほしい。そうすれば精神科医に訪れる人の数は劇的に減るでしょう。下手な認知行動療法なんかよりよほど効果があります。しかも短期間で効果が出る。とにかくやってみてください。ここでも大事なのは「とりあえずやってみる」です。
「いい人戦略」というのは一言で言うと「他人からいい人と誤解されるための戦略」です。他人からいい人と誤解されることが社会生活における生存戦略であるという考え方です。
この戦略は「人間関係上手」な人は大抵やっています。次男の親友西野君もやっています。彼は「いい人戦略」のエキスパートです。なので精神的に常に調子がよく安定している。やるべきことに集中でき、仕事や勉強やスポーツの成果も優秀。人間関係に疲弊しないことは、令和人に欠かせない生存戦略です。
「いい人戦略」というのは、本当はいい人でも何でもないのだけれどいい人のふりをするということです。本当のいい人にならないようにするということ。「頭は良くないけどいい人」っていう風に思われることです。
いい人戦略をちょっとやってみて3日くらいすると、生きづらいと思っていた自分が実は「悪い人戦略をやってたんだな」と思い知るようになる。
いい人戦略の第一の効能はこれです。生きづらいと思っている人は皆、自分が生きづらくなるようなことをわざわざやっていた!なんてバカだったんだ!と気づくようになる。例えば、始終不機嫌だったり、愚痴や悪口を垂れ流したり、善悪を論じたり、ことあるごとにどっちが正しいかの判断をするなどの白黒思考、、。こういうことは、人間関係上手な人は絶対しません。逆にこういうことばかりする人が人間関係をストレスに感じて自滅していくのです。
岡田先生は嫌な人になる努力をやめるとして嫌な人がどういうことをしているかを箇条書きにしています。
① 欠点を探して指摘する
② 改善点を提案する
③ 陰で言う
④ 悪口や批判で盛り上がる
⑤ 悲観的否定的な態度を隠さない
令和の人間関係で「こいつイヤなヤツ、面倒臭い奴」と思われる人は大抵やっています。精神の具合が悪くなりがちな人もやっています。理不尽理不尽と愚痴や不平不満を垂れ流し、白黒思考で考えてばかりいるため問題は一向に解決せず山積のまま、頭の中もスケージュールもぐちゃぐちゃでいつも「時間がない時間がない」と不機嫌でギスギスしている。しかもそれらが自分の首を絞めていることに気づかない。こういうことは精神科で説明することではないので自分で勉強し気づいてもらわないと困ります。岡田先生の動画はそういう意味で非常に教育的なのです。