お金について:大人はこの話題を子供に向けるべき? | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

今日生徒に、こんな質問を聞かれました。

「先生って結構お金もらってるんでしょ?」と。

もう、笑うしかなかったですよね。

お金を「結構」もらっている、なんて思ったこともなかったですから。


でも、考えました。

全然もらってないよ、というのもおかしいかな、と。

世の中には、本当にその日暮らしの人がまだまだたくさんいます。

その中で、私は幸運にも衣食住に不自由していないわけですから。

世界基準でいくと、全然もらってないなんて、失礼な話ですよね。



でも、結構もらってるよ、というのも変な話だな、と思いました。

上を見たら、本当にいくらでもいますから。

500ドルするアイパッドを買おうか買うまいか、考え続けてもう3年が経とうとしている庶民です(笑)

と生徒の突飛な質問に、貧困問題や格差問題のことまで色々と考えてしまいました。



でも、お金のことについて学ぶって大事です。

なのに、大人がそういう話を避けるのも変だなって思いました。

お金って汚いイメージがどこか私自身の中にもある気がするんですよね。



他の生徒にはこんなことを聞かれたことがあります。

「先生ってお金好きですよね?」と。

その時、私は保護者の方々から頂いた小切手を何枚も持っていたんです。

私は素直に、「はい、好きですよ。」って笑顔で答えました。

あの時に写真でも取られていたら、週刊誌に「巣鴨の室長:金の亡者!」なんて題で掲載されていたことでしょう!笑



お金って何でしょうね。

でも、一つだけ言えるのは、お金をもらうと、気が引き締まるんです。

「今月もうちの子をよろしくお願いしますよ!」って言われている感じになるんですよね。

「成長させなかったらただじゃおかないですよ!」と(笑)

こちらも「承知致しました、お代官様、必ずや成果をお見せいたします!」ってなります。

もちろん例えですよ。

でも、この緊張感ってお金が関わるから出てくるものだと思うんです。



先日のお母さんの勉強会も、内部の方は無料でしたが、外部の方には一人$10お支払いしてもらいました。

有料にするとこっちも価値あるものを提供しなくちゃ!って思えるんですよね。

無料だとお互い緊張感がなくなってしまう。

参加してくれた人も、勉強会が大したものでなくても、無料だしって甘くなります。

ジムとかもそうですよね、あれってお金払っているから行かないと!って思えるのであって、あれが無料で行けるのであれば、別に無料だし、今日も休んじゃえってなります。



というわけで、お金の事を理解するってとっても大事だと思うんです。

でも、なぜか汚いイメージがあるお金。

お金って汚くもきれいでもないと思うんですよね。


そんなわけで、小中学生向けに「お金の講座」とか計画中です。

お金って何?というところから、世の中がどう動いているのか、お金を払うことってどういううことなのか。

そんなことが学べたらいいなって思っています。

詳細は後日お伝えいたします!