無駄のない人生が理想?:「無駄」な数学の問題について | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

皆さん、独立記念日はいかがお過ごしでしたか。


それにしても暑かったですねぇ。

私は友人とのバーベキューの後

夜はベランダで、花火の音を聞きながら

一人ボケーっとして過ごしました。


こういうイベントってやっぱり楽しいですよね。



誰だったか。

生徒が2チャンから面白い引用を見つけてきたことがありまして。

引用は以下の通りだったようです。


とある生徒から先生への質問

「先生、こんな数学の問題、なんの役にたつんですか?」

すると先生はこう答えたそうです。

「こんな問題もできない君はなんの役に立てるんですか?」と。


まぁ、素晴らしい返し、と思ったのは私だけでしょうか。

もちろん、中学の数学の問題なんて

お兄ちゃんと弟が同時に走って、お兄ちゃんのほうが◯分早くつきました。

で、距離を求めろだ、速さを求めろだ、となって

日常においては全く使わないですね。

そういう意味では、生徒の疑問は正しいんです。

お兄ちゃん、弟と競争するなよ!と

こんな問題なんの役にたつんだよ!と。 笑



でも、そんなこと言っていたら

役に立たないことはしない、ということになり

ゲームだってする必要がないでしょ、という論理が成り立ってしまいます。


生徒は、だってゲームは楽しいから、とか言いますけどね。

そうなんですよね。

人生を彩っていることって

結構この無駄なことだったりするんです。


みんなで独立記念日に集まって

バーベキューして花火を見る

これだって言ってしまえば、生きていく上では必要ないんです。

無駄なんです。

でも、人生に色をつけてくれるのってこういう人との交流なんです。

無駄なイベントなんです。

人生なんて無駄ばっかりです。

でもそんな無駄なことが、人生をより楽しくしてくれるんですよ。


数学の問題、無駄?役に立たない?

いいんです。

だから人生を楽しくしてくれるんですから。

無駄のない人生なんて

かたっ苦しくて仕方ないですからね。


そんなわけで、無駄を大いに楽しみましょう!