先日
とある保護者の方から
受験勉強はいつから始めるべきなのか、という質問がありました。
とっても良い質問だと思います。
これは受験は何の為にするのか、ということと関連してくると思います。
もし合格が目的なのであれば
偏差値を定期的に把握して
そのレベルにあった高校を選べば
別に受験勉強なんて一切必要ありません。
どこかの高校には必ず合格できるでしょう。
これが合格を目的、進学を目的とした受験です。
しかし、せっかくの受験という機会。
受験は、多くても、中学、高校、大学の三回です。
その機会をただの進学目的で進めていいものでしょうか。
何の為の受験なのか。
合格して、良い大学行って、良い人生を過ごす
そんな目的では、今の子ども達の心を動かすことは不可能でしょう。
既に彼らはそういう生活を手に入れてしまっているのですから。
真の受験の目的
それは「強くなるため」だと思っています。
今までの自分の限界の壁を乗り越えて
新しい自分を開拓する。
自分に秘められた力を開拓する。
無理かもしれない、というあきらめの気持ちと闘い続けること。
常に自分の100%の力を発揮すること。
こういう姿勢を身につけることが受験の本当の目的です。
こういう勉強ができる生徒は
一生涯学び続け、成長することができるのです。
そのための受験です。
まるで一流サーファーがどんな高波も楽しんでしまうように
人生における様々な困難も悠々と楽しんでいけるようになる。
これが受験における真の目的です。
高波と思われる志望校をめざし
そのために、何度も溺れかけながらも
それでも力をつけて
高波を楽しめるようになる。
強くなるため、これこそ受験の本当の目的です。
そうなると、中学受験は小学4年生から
高校の受験勉強は、
中学1年生から
そして、大学受験は高校1年生から
確たる目的と目標をもってスタートをきるのがベストでしょう。
中1の頃から
先生達と、志望校について話し合い
自分の将来を考えてもらう。
目標と目的をしっかりと持ち
高校受験勉強に取り組む。
こうすることで
受験勉強という貴重な経験が得られるのです。
何の為の受験勉強か。
これをしっかりと見つめる事で
子ども達もまた一回り成長できるのです。