受験っていつから始めるの?:何の為の受験か考えよう! | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

先日

とある保護者の方から

受験勉強はいつから始めるべきなのか、という質問がありました。


とっても良い質問だと思います。


これは受験は何の為にするのか、ということと関連してくると思います。

もし合格が目的なのであれば

偏差値を定期的に把握して

そのレベルにあった高校を選べば

別に受験勉強なんて一切必要ありません。

どこかの高校には必ず合格できるでしょう。


これが合格を目的、進学を目的とした受験です。


しかし、せっかくの受験という機会。

受験は、多くても、中学、高校、大学の三回です。

その機会をただの進学目的で進めていいものでしょうか。


何の為の受験なのか。


合格して、良い大学行って、良い人生を過ごす

そんな目的では、今の子ども達の心を動かすことは不可能でしょう。

既に彼らはそういう生活を手に入れてしまっているのですから。



真の受験の目的

それは「強くなるため」だと思っています。


今までの自分の限界の壁を乗り越えて

新しい自分を開拓する。

自分に秘められた力を開拓する。

無理かもしれない、というあきらめの気持ちと闘い続けること。

常に自分の100%の力を発揮すること。

こういう姿勢を身につけることが受験の本当の目的です。



こういう勉強ができる生徒は

一生涯学び続け、成長することができるのです。

そのための受験です。


まるで一流サーファーがどんな高波も楽しんでしまうように

人生における様々な困難も悠々と楽しんでいけるようになる。


これが受験における真の目的です。


高波と思われる志望校をめざし

そのために、何度も溺れかけながらも

それでも力をつけて

高波を楽しめるようになる。


強くなるため、これこそ受験の本当の目的です。


そうなると、中学受験は小学4年生から

高校の受験勉強は、

中学1年生から

そして、大学受験は高校1年生から

確たる目的と目標をもってスタートをきるのがベストでしょう。



中1の頃から

先生達と、志望校について話し合い

自分の将来を考えてもらう。

目標と目的をしっかりと持ち

高校受験勉強に取り組む。


こうすることで

受験勉強という貴重な経験が得られるのです。


何の為の受験勉強か。

これをしっかりと見つめる事で

子ども達もまた一回り成長できるのです。