勉強しなさい!という指導が子どものためにならない理由 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

勉強しなさい!宿題しなさい!

こういう指導をしても、子どもたちのためになりません。

それでは、子どもたちのためになる指導とは何か。


「教育とは納得させること。」by先輩


生徒が行動(勉強)に移すまでプロセスは以下のようになります。

( )の中はその主体者です。

①オープンになる(生徒)
②指導する(先生)
③納得する(生徒)
④行動にうつす(生徒)


①先生はまず、生徒を信頼し彼らの言いたいことを理解すること。

そうすることで生徒にこちらの指導を聞く姿勢ができ、オープンになる。

②オープンになったら相手が必要としている指導ができる。

③④その指導に、生徒が納得すれば行動につながる。



勉強しないのも

宿題しないのも

結局は子どもたちが③の納得をしていないからです。

だから④の行動につながらない。


③の納得をするためには

まずは相手が①のオープンになる必要があります。

これは時が来ることを信じて、時を待つ必要があります。

むりやり②の指導をしても意味がありません(笑)



「宿題しなさい!勉強しなさい!」

一所懸命②の指導をしても

①のオープンになった状態がなければ

まるでキャップがしまったボトルに

無理に水を入れようとするようなものです。


その指導が入る訳がありません。


そこは待つしかありません。

待つと言っても、ボケーッと待つのではなく

常に時を探り

その上で、①の聞く姿勢が熟成するのを待ちます。



②の指導も、こちらの言い分ということではなく

相手が③納得できるように、相手に合わせて②の指導をすることが大事になります。






相手を納得させること

それが彼らの行動につながるのです。


この4つのプロセス。

①オープンになる(生徒)
②指導する(先生)
③納得する(生徒)
④行動にうつす(生徒)


是非ご家庭でも意識してみてください。